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【ぎっくり腰】寒くなってくる季節の変わり目、ふと動いたときに”ぎくっ”となる腰の痛みが増えてます

家の掃除をしていて、机を動かそうと少し持ち上げた際に痛くなった
ソファーに長い時間座っていて、立ち上がろうとしたときに痛くて立ち上がれなかった
車に乗せている荷物を取り出そうと前屈みの姿勢になったときに痛みが走り動けなくなった

こんにちは。三重県桑名市で きっかけ整体院を開業しています。院長の近藤です。
朝と晩の冷え込んできて、日中との気温差が大きくなってくると、今まであまり感じていなかったような腰の痛みを感じるようになったり、仕事や家事をしているとき、ふとした動作をしたときに“ぎくっ”とした腰の痛みを感じる方が増えてきます。

こういう痛みの体験をすると、日々の生活で何か行動をとろうとするときに「また痛くなるんじゃないか…」という不安から、仕事や家事がはかどらなくなったりします。今回は、そんな突然襲ってくる『ぎっくり腰』について、痛くなる原因や対処法について解説させていただきます。

⭕️ぎっくり腰になるメカニズム

あなたは、ぎっくり腰になった経験はありますか?ありがたいことに、わたしは今のところ経験はありません。ぎっくり腰になって、すごくつらそうにしている人、ひどい場合だと脂汗をかくぐらいに痛そうにされている人を見てきたので、できればこのままぎっくり腰を知らない人生を歩んでいきたいと願うくらいに、ぎっくり腰はつらい症状です。

ぎっくり腰になる原因は大きく分けて4つあります。

①背中や腰の筋肉や筋膜の損傷によるもの
慢性的な筋肉の疲労や運動不足などにより筋肉が硬くなっている状態で、動作を起こしたときに痛めたり、
重たいものを持ち上げる、前屈みになる、スポーツなどで体を捻ったりする、というような急激に腰に負荷をかけたときに、筋肉や筋膜が損傷し痛みを引き起こします。

②背骨の関節や椎間板(間にあるクッション)の損傷によるもの
→椎間板に含まれている水分が何らかの理由で減少し劣化している状態で、前かがみなどの負荷がかかることで、椎間板が損傷したり、椎間板の内圧が急激に上昇したりして痛みが生じることがあります。

③背中や腰の背骨にある靭帯の損傷によるもの
→①と似ていますが、慢性的な疲労や運動不足などにより靭帯が硬くなり、急な動作を起こしたときに、靭帯が損傷し痛みを生じます。

④骨盤にある関節(仙腸関節)、股関節の機能低低下によるもの
→骨盤の後ろ側に仙腸関節(せんちょうかんせつ)という関節があります。この関節には何種類もの靭帯が付いているのですが、この靭帯が硬くなってしまうと腰や背中の関節や股関節の動きが悪くなってしまいます。関節の動きが悪くなっている状態で、急に動き出したり、強い負荷をかけるような動作を起こすと、仙腸関節や股関節周辺の筋肉や靭帯が損傷し痛みを生じます。

⭕️ぎっくり腰になりやすい人の特徴

・運動をする習慣がなく、筋力が低下していたり、筋肉の柔軟性がなく硬くなっている

・ソファーや椅子などに座るときに、もたれかかるように座る(仙骨座り)クセがある

・骨盤(仙腸関節)や股関節が硬くなっている

・立ち仕事、重労働

・猫背、反り腰、骨盤が後傾(骨盤が開いている)

・精神的ストレスにより筋肉の緊張が強くなっている

どれか一つがあてはまると、ぎっくり腰になるというわけではなく、上記の項目がいくつか重なることで、ぎっくり腰になるリスクが高まります。

逆に言えば、これらの特徴に当てはまらないように日頃から気をつけることで、ぎっくり腰を予防することができます。

《たとえば》

・週に1回は、15〜30分程度のウォーキングをするとか、週に2,3回、自宅で体操をする

・不良姿勢で座っていることに気がついたら姿勢を正す!ことを意識づける

・重労働などで、筋肉の疲労が蓄積する前に、ストレッチをしたりお風呂にゆっくり浸かるなどして疲れを溜めないようにする

・景色のいいところに出かけたり、親しい友人と食事をしたり話したりしてストレス発散をして溜め込まないようにする

・好きな(落ち着く)音楽や、香りなどを楽しみながらゆっくり過ごしたり、ストレッチなど軽い運動をする

 

などを、日頃から意識しておくとぎっくり腰になるリスクを下げることができるのでおすすめです!

⭕️正しい対処法

「ぎっくり腰」は、医学的には急性腰痛症と呼ばれ、突然の激しい痛みで動けなくなる状態です。あまりの痛みにパニックになりがちですが、まずは落ち着いて炎症を鎮めるための初期対応を行うことが、回復を早める最大のポイントです。

1.  激しい痛みの時は、無理に動こうとせず、「腰への負担が最も少ない姿勢」で安静を確保します。

  • 最も楽な姿勢を探す: 仰向けになり、膝の下にクッションや座布団を入れ、膝を立てた状態にすると、腰の筋肉が緩み、楽になることが多いです。横向きで体を丸める(胎児の姿勢)のも有効です。

  • 初期の安静は最大48時間まで: 以前は長期間の安静が推奨されていましたが、現在は動けるようになったら無理のない範囲で動く方が回復が早いとされています。動くのが辛いのは最初の1~2日(48時間)までを目安にし、少しずつdで構わないので動かすようにしましょう。

2.  「患部を冷やす(アイシング)」

ぎっくり腰の激痛は、筋肉や関節包の微細な損傷による「炎症」が主な原因です。この炎症を鎮めることが初期対応の鍵です。

  • 患部を冷やす(アイシング): 痛む箇所に熱感や腫れがある場合は、氷のうや保冷剤(タオルで包む)で15〜20分間冷やしましょう。

    ※ポイント: 冷やすことで炎症の広がりを抑え、痛みの信号を一時的に鈍らせる効果があります。初期は温めずに必ず冷やしてください。

過度な安静は避けてください!

痛みが引いた後も寝たきりを続けると、かえって筋肉が硬くなり、回復が遅れます。痛みを感じない範囲で、少しずつ立ち上がる、歩くといった動作を再開しましょう。

コルセットを活用しましょう

痛みが強い時期は、コルセットやサポーターで腰を固定し、不安定な動きを防ぐことが安心感につながります。ただし、長期間の使用は筋力低下や体の動きの低下(可動域の低下)を招くため、徐々に外して動かす時間を増やしていくようにし、長期間の使用は避けましょう。

※医療機関へご相談いただくタイミング

ぎっくり腰の痛みは通常、1週間〜10日程度で徐々に軽減しますが、以下の症状がある場合は、ぎっくり腰ではない重篤な疾患が隠れている可能性があるため、当院へご相談いただく前に必ず医療機関(整形外科)を受診してください。

  • 足にしびれや麻痺がある(足首が上がらないなど)

  • 排尿・排便のコントロールができない

  • 激しい痛みが48時間以上続いても全く動けない

⭕️まとめ

ぎっくり腰は、重い物を持ち上げたときだけに起こるわけではありません。掃除中に机を少し持ち上げた瞬間や、ソファから立ち上がるとき、車から荷物を取ろうと前かがみになったときなど、日常のちょっとした動作で突然「ぎくっ」と痛みが走ることがあります。

その背景には、筋肉や靭帯の硬さ、椎間板の劣化、骨盤や股関節の可動域の低下など、さまざまな要素が重なり合っています。特に運動不足や長時間の不良姿勢、ストレスによる筋緊張などが続くと、腰まわりが常に負担を抱えた状態になり、わずかな動作でも大きな痛みにつながりやすくなります。

言い換えれば、ぎっくり腰は”突然のトラブル”のように見えて、実は日々の生活習慣の積み重ねによって起こる「結果」です。

今日から始められる、腰を守る習慣

しかし、日頃の意識を少し変えるだけで、そのリスクは大幅に減らすことができます。

たとえば、

  • 週に1回のウォーキングや、自宅での体操を習慣にする
  • 不良姿勢に気づいたら、その場で姿勢を正す
  • 疲労を感じた時点で、ストレッチや入浴で早めにケアする
  • 気分転換や趣味の時間をつくり、ストレスをためない

こうした小さな積み重ねが、腰を守る大きな力になります。

「また痛くなるかも」という不安から解放されるために

「また痛くなるんじゃないか」という不安は、日常生活の質を大きく下げてしまいます。外出を控えたり、やりたいことを我慢したり、常に腰をかばいながら生活するのは、とても辛いことです。

だからこそ、ぎっくり腰になりやすい特徴を知り、自分の生活を見直すことが大切です。

当院では、これまで多くのぎっくり腰の患者様と向き合ってきました。その経験から言えるのは、痛みが出る前の「予防」と、痛みが出た後の「早期対処」が何よりも重要だということです。

あなたの体は、あなたが積み重ねる生活で変わっていきます

ぎっくり腰は、適切なケアと生活習慣の見直しで、十分に予防できる症状です。今日からできる小さな予防習慣を取り入れて、ぎっくり腰に悩まされない毎日を目指しましょう。

もし、

  • 腰に違和感がある
  • 過去にぎっくり腰になったことがあり、今でも腰が痛くなる
  • 「また痛くなるかも」という不安がある
  • どんな対策をすればいいかわからない

という方は、ぜひ一度、当院にご相談ください。

あなたの体の状態を丁寧に確認し、あなたに合った予防法と生活習慣のアドバイスをさせていただきます。痛みが出てから対処するのではなく、痛みが出る前に予防する。それが、快適な毎日を送るための一番の近道です。

あなたの腰を守るお手伝いをさせてください。お気軽にご相談くださいね。

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