【症例報告】諦めかけていた育休ママの腰痛が回復するまで ー腰椎椎間板ヘルニアからの職場復帰ー

育児休業中のママさんにとって、突然襲ってくる激しい腰の痛みは、
想像以上に深刻な問題です。
赤ちゃんのお世話、抱っこ、おむつ替え…毎日の育児に欠かせない動作が、
痛みのせいでできなくなってしまう。
そんな状況に直面したとき、多くのママは「私が頑張らなきゃ」
と自分を責めてしまいがちです。
今回は、腰椎椎間板ヘルニアと診断され、
車の運転もできないほどの激痛に苦しんでいた育休中のママさんが、
わずか6回の施術で日常生活を取り戻し、
無事に職場復帰を果たすまでの実例をご紹介します。
⭕️腰椎椎間板ヘルニアとは?
腰椎椎間板ヘルニアは、背骨と背骨の間でクッションの役割を
果たしている椎間板が、何らかの原因で本来の位置から飛び出してしまい、
近くを通る神経を圧迫する状態を指します。
この神経圧迫が、腰の激痛や脚のしびれ、
力が入りにくいといった症状を引き起こします。
ヘルニアと聞くと「手術しかない」「治らない」と思われがちですが、
実際には適切な施術とアプローチによって、多くのケースで症状の改善が期待できます。
重要なのは、痛みの原因となっている神経圧迫を軽減させること、
そして体全体のバランスを整えることです。
腰だけに注目するのではなく、全身の骨格や筋肉、関節の動きを総合的に
評価し、神経伝達を正常化させていくことが回復への近道となります。
⭕️激痛で来院された患者さまの状態
この患者さまは、整形外科でレントゲン撮影を受け、
腰椎椎間板ヘルニアと診断されました。
リハビリ室で理学療法士によるマッサージや腰の牽引治療を受けたものの、
症状に変化が見られず、当院に通院されている方のご紹介で来院されました。
初診時の状態は、想像以上に深刻でした。ご自身で車を運転することが
できないため、ご主人に送迎をしてもらってのご来院。
背筋を伸ばして立つことすらできず、腰を屈めた前かがみの姿勢でしか
歩けない状態でした。問診票に記入する際も、椅子に座るのに時間がかかり、
痛みをこらえながらゆっくりと腰を下ろしておられました。
さらに、腰の痛みだけでなく脚のしびれもあり、力が入りにくい状態。
診療ベッドへの移動も、一歩一歩がやっとという様子でした。
施術ベッドに案内し、通常であれば座った状態で問診を行うのですが、
座っていることさえ辛そうだったため、できるだけ早く楽な姿勢を
とっていただこうと考えました。しかし、仰向けもうつ伏せも痛みで不可能。
唯一とれる姿勢が「右側を下にした横向き」だけだったため、
その姿勢のまま問診と検査を進めることにしました。
⭕️育休ママが抱える二重の苦しみ
問診を進める中で、患者さまが身体の痛み以上に
不安を感じておられたことが見えてきました。
1つ目の悩み:育休明けの職場復帰ができないかもしれない不安
育休からの職場復帰のタイミングだったにも関わらず、
この状態では仕事どころではありません。
勤務先からは「職場復帰の期限は3ヶ月。それ以上かかる場合は復帰できない」
と告げられており、時間的なプレッシャーも相当なものでした。
キャリアを継続したい、家計のためにも働きたい、
という思いがあるのに、体が動かない。
この焦りと不安は計り知れないものがあったはずです。
2つ目の悩み:我が子のお世話ができない罪悪感
さらに深刻だったのが、子どもの抱っこやお世話ができない
という現実です。ママなら誰でも、我が子を抱きしめたい、
オムツを替えてあげたい、泣いたらすぐに駆けつけたいと思うもの。
それができない自分に対する罪悪感、
申し訳なさでいっぱいだったとおっしゃっていました。
育児は待ったなしです。赤ちゃんは痛みの有無に関わらず、
抱っこを求めてきますし、オムツ替えも授乳も必要です。
家族に頼らざるを得ない状況が続くほど、「私がしっかりしなきゃ」
という思いと、「できない」という現実のギャップに苦しむことになります。
このような身体的な痛みと心理的な負担の両方を抱えた状態は、
想像以上に辛いものです。
⭕️段階的な施術で回復へ
患者さまの状態を考慮し、無理をせず、できる範囲で少しずつ
施術を進めていくことにしました。
初回の施術では、腰を触るだけでも激痛が走る状態だったため、
腰には一切触れませんでした。問診の中で気になった、
一見腰とは関係なさそうに見えるかもしれない部分にアプローチし、
体全体のバランスを少しずつ整えていきました。
2回目の来院時には、初回とは違い腰に触れることが
できるようになっていました。
ただし、まだ関節を動かすような施術はできなかったため、
できる範囲での調整にとどめました。
3回目の施術では、前回よりも可動域が広がっていたため、
関節を動かして歪みを整え、神経伝達を促す施術を行いました。
この回の施術が終わる頃から、明らかな変化が現れ始めました。
少しずつ腰を伸ばせるようになり、脚にも力が入る感覚が戻ってきたのです。
4回目では、短い時間であればうつ伏せや仰向けでの施術が可能になりました。
施術のバリエーションを増やすことができ、このあたりから
患者さまの体の動かし方が明らかに速く、スムーズになってきました。
5回目の施術後には、痛みがほとんどなくなり、仰向けやうつ伏せでも
問題なく横になれるように。腰や股関節の可動域も大幅に改善されました。
そして6回目の来院時には、日常生活に支障がない状態にまで
回復されていました。無理はしない範囲ではあるものの、動くことへの不安も減り、
かなりスムーズに動けるようになっておられました。
痛みもしびれも消失し、初診時の姿が嘘のように良くなっていたため、
ここで一旦治療を終了することになりました。
⭕️そして、職場復帰へ
育休も含めた長期間のブランクがある中で、
いきなり通常通りの仕事をすることに多少の不安を感じておられたため、
職場復帰前にメンテナンスのためご来院されました。
しかし、その時の状態は、ほとんど施術をする必要もないくらい良好でした。
そして何より嬉しかったのは、患者さまから聞けた言葉です。
「無事に職場復帰ができそうです」
「子どもの世話も普通にできるようになったし、抱っこをするのも平気になりました」
痛みやしびれが改善されたことももちろんですが、それ以上に、
できていたことができなくなっていたお悩みが解決されたことが、
本当に嬉しく感じられました。
痛みを改善するだけでなく、元気に生活を取り戻すための
“きっかけ”になれたと実感し、改めてこの仕事のやりがいを感じた瞬間でした。
⭕️諦めないでください。あなたの体は必ず応えてくれます
痛みそのものだけでなく、
「できなくなったこと」「周りに迷惑をかけているのではないか」
という悩みを抱えている方は、実は少なくありません。
特に育児中のママは、休むことが許されない環境の中で、
痛みと闘いながら頑張り続けている方が多いのです。
「このまま治らないかもしれない」
「職場復帰できないかもしれない」
「ずっと子どもを抱っこできないままかもしれない」
…そんな不安に押しつぶされそうになっている方もいらっしゃるでしょう。
でも、諦めないでください。
今回ご紹介した患者さまのように、車の運転もできないほどの激痛から、
6回の施術で日常生活を取り戻せたケースもあります。
「もう治らないかも」と思っていたことが、
適切なアプローチで改善される可能性は十分にあるのです。
体は必ず応えてくれます。今は動けなくても、痛みで何もできなくても、
あなたの体には回復する力が備わっています。
その力を引き出すお手伝いをするのが、私たち専門家の役割です。
痛みで日常生活に支障が出ている方、育児や仕事に不安を感じている方、
どうか一人で抱え込まないでください。
あなたが安心して日常生活を送れるよう、全力でサポートいたします。
小さな一歩が、大きな変化につながります。まずはご相談から始めてみませんか?