背骨や股関節、膝関節などの関節の変形があり痛みが治らない!という思い込みは捨てた方がいい
こんにちは。三重県桑名市にある〔きっかけ整体院〕院長の近藤です。
今回のブログは、患者さまから相談をいただいた質問に対しての返答をさせていただく内容にさせていただいます。
同じような悩みを抱えている方もおられれば、ご自身ではなくても、ご家族やご友人など、身近な方で悩んでおられる方がおられる場合は、ぜひ今回の内容を参考にして教えていただければと思います。
患者さまからいただいた質問の内容は、
【股関節の違和感があるのですが、整形外科の先生に変形しているという診断を受けたので、整体院で治療をしても違和感は改善できないですよね?】
という質問でした。
きっと同じように考えている方はたくさんおられると思います。実際、当院に通っていただいている患者さまにも、
初めて当院を受診された時に
「膝が痛いから治したけど、変形しているから治らないですよね」
「背骨の圧迫骨折で変形してしまってるので、腰の痛みは治らないですよね」
という悩みを抱えて来られた方が、たくさんおられました。
たしかに、背中や下肢に変形があり痛みで悩んでいる方は多いです。
ただ、そのような変形があるのにも関わらず、痛みを訴えない方もおられます。
◉膝の変形があるけれど、階段の上り下りを問題なくできる人
◉膝の変形があるけれど、正座ができる人
◉背骨の変形があるけど、問題なく運動ができる人
このような方を、たくさん見ているのも事実としてあります。
もし、『 関節の変形 = 痛み・運動制限 』であるならば、上記のように変形しているのに問題なく動かせる!という人はいないはずなんです。
でも実際、そういった方がおられる、ということは
『関節が変形していても、痛みや運動制限は解消される可能性はある』ということが言えるわけです。
どうして変形するの?
論文の発表によると
- 関節軟骨の摩耗
- 関節を包む膜(滑膜)の慢性的な炎症
- 軟骨が擦り減った後に、硬くなったり、骨の棘(トゲ)が形成される
- 関節の不安定性
- 軟骨細胞の再生能力の低下、老化
と考えられています。それ以外に考えられるのが
これまでの生活環境に対して、よくとる姿勢や、仕事や家事などで、よくやる動きなどに適応しやすいように身体の重心や関節の角度などを微調整してきた結果、そのような形になってきた!
という考え方もできます。要するに『変形は悪ではなく、ご自身の生活環境に合わせるために歪む必要があった』ということです。
同じ変形なのに、どうして痛みが「ある」「ない」の差が生まれるの?
論文で発表されている理由に
- 炎症の程度
- 筋力・運動機能の差
- 心理的・社会的因子
と書かれています。
ここからは科学的な根拠もありませんが、整体院の現場でさまざまなタイプの患者さまを診て感じてきたことですが、考え方としては一理あると思うので、書かせていただきます。
【変形している関節を積極的に動かそうとしている】から
詳しく説明していきます。
関節が変形しているのに痛みが気にならなかったり、極端な運動制限がない人は、意識的にその関節を使おうとしています。例えば、椅子に座っている時に膝の曲げ伸ばしをして膝の関節を動かすようにしたりとか、その場で脚を高く上げるように足踏みをして、股関節・膝関節を動かすようにする!とかです。
積極的に動かそうとする!というのは痛いのにも関わらず、無理に体重をかけたり、痛みを我慢して関節を動か、ということではありませんので、間違えないように気を付けてください。
「使わないようにしよう」と考え動きに制限をかけてしまうと、脳が異常を察知し、脳から【痛み】の信号を出して関節の動きを止めようとします。
脳からの視点で言うと…「関節の動きを止めてるぞ?ということは関節が非常事態だな?痛みを出して動きを止めて修復するように伝令を出すぞ!」という感じです。
脳からこのような伝令が出ないようにするために、無理をする必要はないので、痛みがない範囲内で意識的に関節を動かし、脳に対して「動かしても大丈夫だよ」という信号を送ってあげることが大事だと考えます。
◎変形を、やらない・できない理由にし始めると、痛みの悪循環から抜け出しにくくなるんじゃないかなと思っています。変形があっても動き回っている患者さまは、変形がある中で、自分はどこまで動けるのかを考えて、やりたいことに積極的に参加しようとしている印象です。
まとめ
【股関節の違和感があるのですが、整形外科の先生に変形しているという診断を受けたので、整体院で治療をしても違和感は改善できないですよね?】
という、患者さまからの質問に対する答えは
違和感は改善していきます!です。
変形自体を治すことはできませんが、変形していても、痛みが気にならなくなることはあるし、動かせないと思っていたけれど、「膝を90°も曲げれなかったのが、90°までは曲げれるようになった!」とか、
「階段を一段ずつしか上り下りできなかったのが、普通に上り下りできるようになった」
というように、今までよりも快適に生活を送れるようになる可能性はあります。
ですから、変形があるからといって諦めず、今まで動かしてこなかった関節を、ちょっとずつでも構わないので、できることから、できる範囲内から始めてみましょう。数ヶ月後、半年後、1年後には今よりも生活が楽しくなっているかもしれませんよ。