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それ、もしかするとただの「肩こり」ではないかもしれません!

2024.08.05

以前より、こども園にて出張整体をさせていただいてるのですが、そのご縁から[子育て中のママさん]向けに健康講座をさせていただけるようになり、毎月、ママさん達の子育ての中の身体の悩みを解消するための講座を開かせていただいております.

今回は、そんな子育て中のママさんたちの中でも特に多い『肩こり』について書かせていただこうと思います.

いきなりですが、質問です.

■このような症状でお困りではないですか

  • 服を着たり脱いだりする時に痛い
  • 後部座席にある物を取ろうとした時に痛い
  • 夜中に目が覚めてしまうほどの痛みがある
  • 洗濯物を干そうと腕を上げる時に痛くなる
  • レントゲンなどで異常はないが動かすと痛い
  • 髪を結ぶ、ズボンを履くなどの動作が痛い
  • 腕や手に痺れを感じる
  • 背中や肩甲骨周りにハリがあり、頭が重い

肩に何かしらの異常がある場合に、このような症状が起こります.

■肩には以下のような疾患があります

  • 肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)
  • 上腕二頭筋長頭腱炎
  • 凍結肩

→肩の関節周囲の骨、軟骨、靱帯や腱、滑液包など、肩関節の周りの組織の炎症やひきつれが起きることが主な原因

  • 石灰沈着性腱板炎

・急に強い肩の痛みが出てきた
・肩が赤く腫れている
・とても痛くて腕が挙がらない

  • 肩峰下滑液包炎
  • 胸郭出口症候群
  • 腱板損傷
  • 頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症
  • 肩関節脱臼
  • 上腕骨・鎖骨・肩甲骨の骨折

[肩関節周囲炎]という言葉はよく耳にすると思います。もしかすると読んでいただいている方の中には、「今まさにこの疾患に悩んでいる!」という方もおられるのではないでしょうか.[肩関節周囲炎]は通称「四十肩・五十肩」と言われています.なぜそのような疾患名を付けられているのかというと、一説によると「40代、50代に多いから」だそうです.ではなぜ、その世代の方々に多いのか?はっきりした理由はわかっておりません.

・上腕二頭筋長頭腱炎
・石灰沈着性腱板炎
・肩峰下滑液包炎
・腱板損傷
も炎症している箇所が違うだけで[肩関節周囲炎]に含まれています.

[頚椎椎間板ヘルニア、変形性頚椎症]は、何らかの理由で頚椎(首の骨)や頚椎の関節、椎間板が変性・変形し歪みが生じ症状が生じる疾患です.
症状としては、首の後ろ肩背中にかけての痛み、手足の痺れ、ボタンをかけにくい、箸が使いにくいなど細かな動きが不自由になる、などがあります.

肩関節はこのように造られています.肩の関節は、肩甲骨側の浅い関節面に上腕骨が合わさった関節で、骨だけでは非常に不安定な作りであるため、周辺の筋肉や靭帯によって関節の安定性を確保しています.

これぐらい不安定です↓↓

このような構造でもあるため、損傷しやすい箇所になっています.

損傷する原因として

✅肩関節の構造上、関節周辺の筋肉や靭帯などの組織にかかる負担が大きいため損傷しやすい
✅腕の上げ下ろしや捻る動作などの繰り返しによる損傷
✅背骨の歪みや骨盤の傾きにより、左右の肩の高さが違ったり、巻き肩になったりして筋肉が硬くなってしまうため

といったようなものが考えられます.つまり、日常生活での姿勢や身体の使い方により、首や背中などの背骨の歪みが生じ、それにより肩関節にも歪みが起こり、周辺のどこかしらの筋肉が損傷し炎症を起こしてしまうそいうわけです.

ここまで。肩の疾患についてある程度詳しく書かせていただきました.

「いやいや!今回のテーマは“肩こり”じゃないの?」と思われていると思います.安心してください.肩の疾患について書いていますがちゃんと“肩こり”にも関係のある話です.

実は、、、肩こりというのは先述したように肩の疾患に共通する前兆症状である場合があります.

・最近、肩こりが気になり出してきたんだけど、なかなか症状がスッキリしない.
・数ヶ月前から、肩こりがあり、症状が軽くなってくるどころか、痛みが出てきたので心配
・はじめは肩こりだったのに、肩から腕・手にかけて痛みや痺れを感じるようになってきた

なんて症状を訴えて来られるケースもあります.ですから、たかが“肩こり”だと思って侮ってはいけません.今は痛みが出ない程度の損傷なだけで、そのままケアもせず気にせず使い続けていると損傷が悪化し炎症が起こり、何らかの疾患になってしまうかもしれません.そうなってしまうと、症状が治るまでに長い期間を要する可能性があるので、そうなる前の前兆症状かもしれない“肩こり”の段階で治療をしておくことが理想です.

※ただし、肩こりの症状全てが何らかの疾患である可能性があるわけではありません.そういう場合もあればそうじゃない場合もあるということなので、過度に不安にならないようにしてください.不安にさせてしまっていたならすみません.

■肩の疾患が引き起こされないように気をつけるべきこと

  • ①座り姿勢
  • → 首や背中を丸めるような姿勢.骨盤が後傾するような姿勢をとることにより、背骨の歪みや肩甲骨の位置が偏ったりします

  • ②スマホ、パソコンを見る姿勢
  • → 下を向く姿勢、顔が前のめりになるような姿勢をとっていると、歪みが生じます

  • ③首–背中−肩–腕・手の疲労を蓄積させない
  • → 上記の身体の部位を酷使するような家事、仕事をされる場合、疲れを蓄積させないようにする

    以上の3つを気を付けるように高い意識を持っておいてください.予防が大事なのは当たり前ですが、肩関節の予防は特に重要だと考えます.
    なぜなら肩の疾患はその不安定な構造故に、治療をしても安定した状態を保つことが困難なので症状が治るまでに長い期間を要するからです.もしかしたら肩の疾患の前兆かもしれない『肩こり』の段階でケアをする、それ以上に『肩こり』の症状が起きる前段階で、上記の③つの項目を日々の生活で気を付け習慣化させましょう.

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