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肩こりを侮るなかれ!!マッサージでほぐしてごまかすだけではいけません!

こんにちは.きっかけ整体院院長の近藤です.

上の画像をご覧ください.2016年に厚生労働省により行われた「国民生活基礎調査」によると、自覚症状を訴える疾患で「肩こり」が男性では2位、女性では1位というデータが出ております.

当院に来られる患者さんでも、長年の肩こりに悩まされておられる方、季節や気候など時期的なものの影響による肩こりに悩まされている方、それに膝や腰が痛くて来院されて、お話を聞いていると慢性的に肩こりに悩まされている方など、通っていただいている患者さんの中でも「肩こり」を訴えられる方の割合は多い印象です.

そういった方々に初めての来院時に問診の中でお話を伺うと、大抵の方が「肩こりがひどく調子が悪くなってくるとマッサージを受けに行っていた」「整骨院などに通って肩に電気を当ててもらって、肩や背中のマッサージをしてもらってた」と、その場限りの、いわゆる対処療法的なことだけで済ませておられます.

たしかに、肩でも腰でも首でも、「凝ってるな〜」と思うところを「グイグイ」マッサージしてもらうのは気持ちいいと思いますが、その気持ちのいい感覚も持って数時間.早い人なんかは1時間もしないうちに押された後の気持ちのいい感覚は無くなってしまう方なんかもおられます.まあこれにも人間の身体の仕組みによるものではあるので不思議なことではないんですが、話が逸れてしまうので、ここでは割愛させていただきます.

肩こりって「単にそのときスッキリすればいいやん」とかで自宅や電気屋にあるマッサージ機でゴリゴリしたり、マッサージ屋さんに行ったりという感じで、その場限りの気持ち良さとスッキリ感を求めてしまったりしてしまいがちなんですが、「肩こりなんて何やったって、どうせ治らない」と思って放置したり、先述したようにマッサージなどでごまかしたりするのって、実はすごく危険な場合があるんです.

そこで今回は、肩こりや首のこりについて書かせていただきたいと思います.

【肩こりの原因】

なぜ、肩が凝るのか.それは、、、身体のバランスが崩れてしまうから!です.
身体のバランスといっても、筋肉の緊張差や骨格のバランスのような見た目的なものだけでなく、内臓機能の低下だったり、身体と心のバランスだったりも、肩が凝る原因となります.肩こりの原因をいくつか紹介させていただきます.

■左右の筋肉の緊張差

首、肩甲骨周辺、背中、鎖骨周辺、胸の辺り、お腹など、丁寧に触診していると上下左右で筋肉の硬さが違う箇所があります.よ〜く観察しないと分かりにくいものから、サッと手を置いただけでも分かるくらい硬さが違うこともあります.筋肉の硬さに左右差がでると、左右の神経伝達にもエラーが発生し、そのエラーにより肩こりを感じます。

■日々の姿勢による身体のバランスの崩れ

身体のバランスが崩れると、多いのが背中が丸くなると、肩甲骨や鎖骨、肋骨など肩や腕を動かす関節の動きに制限がかかるようになってしまいます.痛みについての記事でも書かせていただいてるんですが、肩こりも似たようなところがあって、(脳が)思うように身体を動かせなくなることで筋肉が余分に緊張し結果的に肩が凝っている感覚を覚える!んだと僕は考えています.なので、〔姿勢が悪いから肩が凝っている〕という考え方は間違っているんじゃないかと考えます.
なぜそう考えるのかと言いますと、〔姿勢が悪いから肩が凝っている〕の理屈が正しいなら、猫背の人は全員肩が凝っていないとダメですよね?では実際どうなのか?というと、猫背でも肩こりを感じない人は山ほどおられます.だから僕は【悪い姿勢=肩こり】ではない!と考えているわけです.

■ストレス

ストレスが溜まりやすい人、溜めやすい人はイライラすることが多いので、筋肉の緊張状態が長期に渡り持続してしまっている場合が多いです.ストレスがかかると、自律神経の「交感神経」が優位になりっぱなしになります.これは脳や神経が常に戦闘モードの状態なので筋肉はどんどん強張っていき、それを肩こりと感じる場合があります.他にはホルモンバランスの乱れなども原因の一つになります.

■視力の左右差

視力の左右差が大きいと、無意識に見えやすい方の目で見ようとします.ヒトは何でも両眼で見ているように思われがちですが、ほとんどがいわゆる効き目だけでモノを確認しその情報を脳に届け、脳が処理をしてくれます.眼と首の裏側、頭と首の境目くらいにある筋肉には深い関わりがあります.眼を動かすとここの筋肉が動きます.視力差ができて見やすい方の目ばかりで見るようになると首の筋肉も片方だけが硬くなってくるというわけです.

■内臓機能の低下または内臓疾患

胃・肺・心臓・肝臓・腸などの内臓の機能が低下すると肩こりを感じる人がおられます.(内臓–体性反射といいます)

■指を使った細かい作業が多い

東洋医学的の経絡の考え方ですが、指や腕の筋肉に疲れが溜まると、首や肩周辺の筋肉がこわばり。肩こりを感じるようなことがあります.これは系統発生の考え方から見ても強い関係性があることがわかります.


【肩こりや首のこりから引きおこされる5つの問題】

実は肩こりや首のこりというのは、それそのもの〝だけ〟の問題であるなら、確かにその場限りの対処法をしていればいいかもしれません.
しかし、この肩こりが原因で更に引きおこされる問題があって、それが案外と厄介なのです.

■偏頭痛(緊張型頭痛)

肩こりを放置していたり、マッサージなどでごまかし続けたりしていると出る代表格のような症状が偏頭痛です.
肩こりが原因で偏頭痛が起こると、治療でもある程度回数や期間も必要になってきます.
また、多くの場合頭痛薬を飲んでしまうため、最初はそれで痛みが消えるものの、どんどんひどくなって頭痛薬が効かない、という段階まで来てしまう人もいます.
そうなってしまうとさらに治すのに手間暇がかかってしまうので、できれば肩こり〝だけ〟のときに対処しているほうがいいのです.

■めまい

肩こり、首のこりが原因で頭部への血行が悪くなることが原因で、三半規管に悪影響を及ぼしてめまいが出てきます。
病院に行くとメニエルと診断され、ステロイド剤を処方されて終わりというパターンで、肩こり自体を改善させないので、めまいも改善されずに長引くことが多いです.

■慢性的な疲労感や意欲低下

「なんだかずっとしんどい」「やる気が出ない」「だるい」「ずっと寝不足みたい」という症状も肩こりが原因で起こることが多いです.
こういう症状だと、社会生活に影響が出てくることがありますし、長引くと「私は疲れやすい体質なんだ」と思ってしまって治そうという気すらなくなってしまうことが一番の問題なのです.

■集中力の低下

首や肩周辺の筋肉がかたいと、首の血行は悪くなります.首の血行が悪くなると、脳にいく血液も減ってしまいます.
その結果、集中力が低下していまうのです.実際、アメリカの研究でも首のこりと成績との関連性は発表されています.
学生なら成績低下の原因に、大人なら仕事の作業効率の低下と、これも社会生活に悪影響が出る症状なのです.

■うつ状態

疲労感や集中力低下ともつながってくるのですが、肩こりや首のこりをずっと放置するとうつ状態になることがわかっています.
うつというのは実は心の病気ではなく脳内の分泌物質が出ないとか出すぎるとか、そういうのが原因ですが、日本ではまだまだそのあたりの情報が行き渡っていません.
そしてそれに首が関連していまして、アメリカではうつ病の治療をカイロプラクターが行ったりします。逆に、というと変な表現になってしまいますが、うつ病の人は肩こりを訴えられることが多いですし、それは日本の教科書にも書いてあります.
うつ病になったから肩こりになったのではなく、実は肩こりを放置しすぎる環境にいてうつ病になったのではないか、という考え方もできるのです.
これに関しては賛否両論色々あるので、同業者や医療関係者からの反論は受け付けませんがこのブログは一般の方向けなので色々と専門的すぎて難関な部分を省略しているということとご理解いただければ幸いです.

 

肩こりは、できるだけ早く治療をしておきましょう!

 

「国民生活基礎調査」でも長年に渡り上位の位置をキープし続けているような一般的で、なんなら「肩凝っててあたりまえ」くらいの症状ではあるので、そこに対する意識は低くなってしまうのも無理はないかもしれません.ですが今回書かせていただいたように【たかが肩こりされど肩こり】です.肩こりを侮るなかれ!!

それが原因で、上記のような問題が身体に起きてしまったら、今の生活が一瞬でガラリと変わってしまい、よくわからない倦怠感や、仕事に家事に,何をするにもやる気がでない、、集中力が低下し注意散漫な状態が続くと、「話しを聞いていない」「言ったことをやってくれない」と家族や上司に叱られる.そんな日々が続き、知らず知らずのうちにストレスはどんどん蓄積されていき、気がついた時には「うつ状態」になっていた.なんてことも考えられます.
肩こりのセルフケアの動画等はかなり出回っていますが、数年来の肩こりを、マッサージでしのいでたという方などはあまり効果は期待できません.
できれば、強い刺激で矯正しないところでしっかり身体のバランスを整えて、肩こりの原因から根こそぎ改善していくといいかと思います.
ぜひ肩こりをお持ちの人は、肩こりを侮らずに対処してくださいましたら幸いです.

肩こり、どこに行っていいかわからない!そんなときは当院にご相談いただければと思います.

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