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膝の炎症で水が溜まることによって引き起こされる痛み

◾️どうして膝に水がたまるのか?

  • 階段の上がり降りを繰り返し行った
  • しゃがんだ状態から立ち上がるときに痛かった
  • 長時間立ったまま作業していることが多い
  • こういった理由や、他の理由で膝が痛くなり辛い思いをされている患者さんがたくさん見てきました。
    中には膝に水が溜まり反対側の膝と比較すると腫れている状態の方もおられます。

    この膝に水が溜まるとはどういうことかと言うと、滑液という液体が増えるということです。
    なぜ関節の中に滑液が増えるのかというと、実はこの袋の中のどこかで炎症が起こっているからです。
    要するに火事が起こっているので、鎮火するために水をいっぱい溜めて早く炎症をひかせて痛くなくしようという、体の守る働きです。

    ◾️膝にたまった水を抜いてはいけない2つの理由

    水を抜いたらすぐに楽になった気になるものです。1回や2回くらいならそれもいいでしょう。
    そのまま楽になる方もおられますが、ほとんどの場合しばらくすると再度、痛みを訴えて来られる方が多い印象です。

    炎症を繰り返すリスクが高い以上、本来は「なぜ水がたまるのか」を考え、それを改善して水がたまらないようにするべきなのです。

    炎症が引かなくなるから

    炎症が起こっているのに注射をして火を消すための滑液(材料)を引き抜いてしまうと、炎症(火事)が起こりっぱなしになります。
    炎症が起こっているのに注射で水を抜くので、人の体はまた水(炎症を抑えるための材料)を溜めようとします。
    よくある「注射でお医者さんに水を抜いていただいたのに、またすぐに溜まってきたんです」というのはこういう状態です。水は抜いてもまた溜まってくるので、抜かない方がいいと思います。

    炎症→水が溜まる という状態を繰り返す。その結果何が起こるかというと、痛みを感じにくくなったり、逆に刺激に対して過敏に反応するようになり、痛みを強く感じるようになる!かのどちらかです。悪化がしていくとひどい場合は変形が始まります。

    ◾️膝に水がたまったときの対処法

    大事なことはまず炎症を引かせることです。

    例えば、バレーやバトミントン、バスケットボールとかでもそうですが、趣味でスポーツをされていて、休みたくないので「やっぱり楽しいし行きたい」その気持ちは凄くよくわかります。

    でも、炎症が引くまでは我慢してください。炎症が引き膝の腫れが引いてくる。そこから治療をちゃんとやっていけば、多少の時間はある程度かかりますが水は吸収されていきます。

    残念ながら、魔法は存在しません。安静にして炎症を引かせるべきです。
    ここで我慢しきれず、「痛みもやわらいできたし、腫れも以前に比べて引いてきたから動いちゃおう!」なんてことをしてしまったら、痛みも腫れもスッキリするぐらいにはなかなかならず、ずるずるどっちつかずの状態が続いてしまうケースが多いです。

    中途半端に休むのではなく、腫れや痛みが引くまでしっかり休んでください。
    それほど長期間の安静が必要なわけではありません。程度にもよりますが『1〜2週間』程度でかなり楽になると思われます。

    ◾️膝に水がたまったらまずやるべきことは、

    膝に炎症が起こっているということなので、まずは安静必須です。
    無理して動かすようなことはやめましょう。そうすることが早期回復につながります。

    ◾️どのような治療をするのか?

    膝が痛くなった機序(動機)によっても治療の方法は多少変わってくるので、ここでは簡単に紹介させていただきます。

  • 腰椎の関節の動きが悪くなっているところ、関節の歪みや筋肉の緊張を和らげる
  • 骨盤−股関節の動きの連動性を調整し股関節の動きをスムーズにさせる
  • 膝の曲げる動作もしくは伸ばす動作に関連する筋肉の緊張、伸縮性の改善を図る
  • 足首の関節や足の動き、柔軟性が低下している場合があるので、骨格の矯正と動きの改善
  • ざっくり言うと、こういった考え方のもと治療を行っていきます。

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