ヒトは比較しなくてもいい

桜の木でも早くから蕾を出し、花を咲かせる木もあれば、少し遅れてから咲き始める桜の木があるように
紅葉の時期、黄色や紅い色に色付きはじめた木もあれば、まだ青々とした葉っぱを付けている木があるように
ヒトの体にもそれぞれの個性があります。
ヒトの体には[ホメオスタシス(生体恒常性)]と呼ばれる機能が元来、備えられています。
これはどういう意味かと言いますと、体の外からや内側から何かしらの刺激を受け、体内のバランスに変化が生じても
もとの状態に戻り、現状維持をし続けようとする機能のことを言います。
この働き自体は、生き物は備え持っている機能なんですが、「現状維持」という働きなので、ヒトによって「現状」の基準が違うので
戻り方も、元に戻った状態もヒトそれぞれ違います。
なので、例えば同じ時期に同じように肩の捻挫をし負傷したとしても、A子さんは3週間で復帰できたけどO子さんは復帰するまでに
5週間ほど期間を要することだってあるわけです。もともとの体の状態が違うんですから。
外側は誰でも同じ「人間」の被り物を着ていますが、細胞の種類や数のバランス、内臓の状態、血液の循環の状態などの内部環境にはそれぞれ微妙に違いがあります。
だから一緒になるわけがないんです。
あの人はよくなったけど、私は僕は良くならなかったから、わたしのケガは治らないんだ!重症なんだと考えてしまいがちですが、そうではなくて
もともとのカラダのつくりが違うんですから、そんなふうに比較をして自分を卑下する必要なんてないんです。
ヒトそれぞれ回復スピードは違うし、痛みの感じ方、感覚も違うので、周りと比較することなく、焦ることなく、今できることをコツコツやっていけば
必ず回復できるので、一歩ずつ一歩ずつ頑張っていきましょう!
【動的平衡】福岡伸一氏
「変わらないために変わり続ける」
汗や呼気は大気中に拡散し、植物に吸収され循環される。 その他の排泄物は下水道を通して処理場に行き、そこで微生物の力を借りて分解され、これまた自然の循環に戻る。 このように相互に支え合う関係を生命の「動的平衡」と呼ぶ。 私たちの身体の内部も、そして外部も、全て動的平衡にある
