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高校の陸上部の生徒たちのメンテナンスに行ってきました【CSR活動】

2026.04.17

ありがたいご縁をいただき、今年の2月に開催された
三重県の市町対抗駅伝大会「美し国三重市町対抗駅伝」に向けて、
1月から地元の高校へメンテナンスの出張に行かせていただくようになりました。

大会が終わった今も、月に2〜3回のペースで継続して、
生徒たちのコンディション管理や基礎的な体づくりの指導を
させていただいています。

これは先生から依頼されたものではなく、
私自身が望んで、無償で行かせていただいています。
診療日は時間をつくることが難しいため、
定休日の水曜日に伺っているのですが、なぜ休日を使ってまで続けているのか
——その理由は、私自身の高校時代の経験にあります。

野球部に所属していた当時、ケガによって
身体的にも精神的にも深く苦しんだ時期がありました。
その経験があるからこそ、今の生徒たちの気持ちが痛いほどわかります。
高校生は、本当に多感な時期です。
大人から見れば「そこまで悩まなくても」と思えるようなことでも、
本人にとっては深刻で、食事も喉を通らないほど苦しいことだってあります。

ケガをしている子は、
このまま痛みが良くならなかったらどうしよう
治っても、以前のように動けなくなったらどうしよう」と不安を抱えます。

なかなか成績が伸びない子は、
同級生に離されていくんじゃないか
後輩に追い抜かれるんじゃないか
自分には才能がないんじゃないか…もう辞めたい…
と、心が折れそうになることもあります。

そんなとき、誰かがそっと寄り添ってくれるだけで、どれほど心が軽くなることか。

「あなたのつらい気持ち、私にもわかるよ」
と態度で示してくれる人がいるだけで、

「ひとりじゃないんだ。仲間が、先生が、そばにいてくれるんだ」
と思えます。

そう思えるだけで、
「明日ももう少し頑張ってみよう」という気持ちになれるのです。

身体のメンテナンスだけでなく、心の支えになれる存在でありたい
——そんな思いを胸に、「心のメンテナンス」も目的として顔を出させていただいています。

先日伺った日は生憎の雨でしたが、屋外で走れない分、
室内で集中して基礎練習に取り組める貴重な機会でした。

この日は
「体の動かし方」「体の使い方」「力の入れ方・意識の向け方」
を中心に指導させていただきました。
具体的には、生徒さんたちが普段のルーティンで
おこなっている基礎練習の動きをじっくり観察し、

動かし方の癖
動きの硬い部分
可動域の狭い部分
左右のアンバランスや動かしにくそうな動作

などを一人ひとりピックアップしながら、
「今どんな動きになっているか」
「どう改善すればいいか」
「そのためにどんなストレッチ・トレーニングが有効か」
を個別にアドバイスしていきました。

例えば、
足を上げる瞬間、足の裏のどこに力が入っているかを意識する
「足の裏全体に均等に力が入っているか」
「左右で力の伝わり方に差がないか」
を自分で感じ取れるようになることが大切です。

力の入り方に偏りや不安定さがあると、特定の部位に負荷が蓄積されやすく、
体のバランスも崩れやすくなります。その結果、ケガのリスクが高まってしまいます。

私たち柔道整復師の仕事は、ケガを治すことだけではありません。
ケガを未然に防ぎ、選手が長く・高いパフォーマンスを発揮し続けられるよう
サポートすることも、大切な使命だと考えています。

今、関わらせていただいている生徒たちは、まだ高校生活の途中にいます。
ケガに悩む日も、伸び悩む日も、これからもきっとあるでしょう。
でも、そのたびに
「先生に聞いてみよう」「相談できる人がいる」と思い出してもらえる存在でいたい。

技術的なサポートはもちろん、気持ちが折れそうなときにそっと背中を押せる存在でいたい。
今面倒を見させていただいている生徒たちが卒業を迎えるその日まで、
身体と心、両方に寄り添い続けたいと思っています。

あの子たちが「3年間頑張ってやってきてよかった」
と思える競技人生を送れるよう、これからも一緒に歩んでいきます。

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