【腰椎椎間板ヘルニア】痛みや痺れがある時は動かない方がいいの?

こんにちは。
三重県桑名市で きっかけ整体院を開業しています。
院長の近藤俊介です。
この記事では、「腰の椎間板ヘルニア」と診断
された時に、症状が悪化しないようにするために
安静にした方がいいのか、それとも今まで通り
動いて生活を送った方がいいのかについて解説
しています。
※病院で診断を受け、重度の椎間板ヘルニアで
「すぐにでも手術が必要である」と言われるよう
な症状はあてはまりませんのでご了承ください。
結論は、腰の椎間板ヘルニアで痛みや痺れがあった
としても今まで通り身体を動かしても構いません。
手術が適用されるような重度の症状が出ているケース
以外は安静にした方が早く回復するということは
ほぼありません。
身体の構造や痛み痺れなどの仕組みなどを解説
しながら、なぜ動かした方がいいのか!
その理由をお伝えします。
※結論:腰椎椎間板ヘルニアと診断されても
身体を動かすようにしましょう。
痛みや痺れがあると
「じっとしていた方がいいんじゃないか」
「動かすと悪化するんじゃないか」
と不安になって、なるべく安静にして動かさない
ように気を付けている方が多くおられます。
⭕️なぜ今まで通り身体を動かしても大丈夫なの?
動いた後に痛みが数時間以内に元に戻るくらいの動きであれば、
「これぐらいの動きならできるんだ」
「もう少し動かしてみようかな」
というように、小さな達成感が得られます。
身体の回復を促す要因になるドーパミン
(達成感を感じさせる物質)が放出され
動かすことへの不安や恐怖が薄れていきます。
ただし、動かした後に痛みが悪化したり、
しばらく痛みが続くような反応であれば、
無理に動かす必要はありません。その場合は
悪化した原因であろう身体の動かし方をしたり
あまり大きな負担をかけないようにして、
悪化しない程度の動作に抑えておきましょう。
▶︎ただし、これだけは避けてください。
・重い荷物を持ち上げる
・ソファーや椅子で背中や腰を丸めて長時間座る
【この記事を書いた人】
氏名 : 近藤 俊介(こんどう しゅんすけ)

[資格]
・柔道整復師
[施術歴]
・開業前に15年以上、治療の修行
・開業後3年、きっかけ整体院にて施術
[得意分野]
・首や肩の痛み、腰痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症
などの慢性的な不調
・小学生から90歳代のご高齢の方まで対応している
痛みのない施術
[治療院]
・きっかけ整体院(三重県桑名市)
⭕️椎間板ヘルニアで痛みが出るのはどうして?
健康な椎間板には、血管も神経も通っていません。
ところがヘルニアが起きると、体はその変化を「損傷」
として認識し、免疫システムが働き始めます。
その結果、炎症を引き起こす物質が放出され、本来は
入り込まないはずの血管や神経が椎間板周囲へ新たに侵入してきます。
新たに入り込んだ神経は炎症物質にさらされて非常に敏感
な状態になり、わずかな刺激でも強い痛みとして感じてしまいます。
また、炎症物質は近くを通る神経にも直接ダメージを与えるため、
足や腕に走る鋭い痛み・しびれ、といった症状につながります。
⭕️どうして安静にしないほうがいいの?
安静が長い程、まず身体の”使う能力”が落ちます。
筋力や持久力の低下、関節や軟部組織の耐久性も下がる
ので、同じ動作でも以前より負荷を感じやすくなります。
さらに、身体を動かさないでいると、動かさないといけない
時に動かすことに対して怖さや不安を感じやすくなります。
それにより筋肉の緊張が助長されます。
緊張した状態が続くと、筋肉への血流が悪くなります。
するとさらに筋肉が硬くなって、、、というように
悪循環に陥ってしまいます。
結果的に「動かす=痛い・痛くなる」というイメージが
付いてしまうので、今まで生活の中でできていた動きが
できなくなっていきます。
⭕️ヘルニアはずっとそのままの状態なの?
髄核(椎間板の中のやわらかい部分)が外へ飛び出すと、
体はそれを「異物」として認識し、免疫細胞(マクロファージ)
が集まってきます。この免疫細胞が飛び出した髄核を
少しずつ分解・吸収していく過程を「自然吸収」と呼びます。
研究によって差はありますが、
髄核が大きく飛び出しているタイプや、
痛み・しびれなどの症状が強く出ているヘルニアほど、
自然吸収が起こりやすいという研究データがあります。
1〜2年かけてゆっくりと縮小・吸収されていくと考えられています。
ただし、
「大きく飛び出しているから必ず症状が強い」
「あまり飛び出していないから症状が出ない」
というわけではありません。
ヘルニアの大きさと症状の強さが必ずしも一致しないのは、
痛みやしびれには神経の炎症の状態など、
飛び出しの大きさ以外の要因も関係しているためです。

⭕️どのような運動がおすすめなの?
激しい運動はする必要ありません。
これまで運動をする習慣がなかったり、動かしてはいるけど
負荷をかけることに不安や怖さを感じている場合は、
5分〜10分程度のウォーキング、5〜10回程度の
椅子の立ち座り(椅子を使ったスクワット)で大丈夫です。
少しくらいであれば負荷をかけても痛くならない!という
場合は、椅子に座りながら(余裕があれば立ったまま)
ラジオ体操のような運動をしても大丈夫です。
また「ジャックナイフ・ストレッチ」という
ストレッチの種類があるのですが、下にある画像のように
椅子を使った方法で、(最初は無理に膝を伸ばし切ら
なくても大丈夫ですので)痛みの出ない範囲で行ってください。
このストレッチをすることで股関節と骨盤の歪みが調整され
るので、椎間板ヘルニアが回復しやすい状態になります。

⭕️腰の椎間板ヘルニアでお悩みの方へ
腰の椎間板ヘルニアで痛みや痺れなどの症状がある場合
安静ではなく身体を動かした方がいいのには理由があります。
安静にすると動かすことへの怖さや不安が強くなっていき、
少し痛みを感じるとしても身体を動かすようにすることで
硬くなっている筋肉がやわらかくなり血流が良くなります。
これを繰り返すことで「動かしても痛くならない」という
小さな達成感が得られドーパミンが分泌されます。
これにより血流や神経伝達が良くなるので、さらに身体を
動かすことが楽になっていきます。
まずは自宅でできる簡単なストレッチや自宅周辺の近くを
5〜10分程度のウォーキングでも構わないので動かすように
していきましょう。
もし動いた後に、痛みが引くどころか強くなる場合は、
その日のメニューが少し重かったサインです。
明日は半分に減らすなど、自分の体と対話しながら進めていきましょう。
体は本来、ゆっくり時間をかけて回復していくものです。
続けていれば良くなってきますので、焦らずに治していき
ましょう。
⭕️さいごに
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
腰の椎間板ヘルニアになると長い期間、痛みや痺れに
悩まされる方はたくさんおられます。
病院で「椎間板ヘルニア」と診断されると不安に
なるでしょうし、症状が強いとこのまま治らないんじゃ
ないかと悩んでしまいます。
今回の記事が、そのように悩んでおられる方の不安な
気持ちが少しでも楽になるきっかけになれれば幸いです。
皆様の健康と、笑顔あふれる毎日を心よりお祈りしております。