長年悩まされている腰痛。座ったままできるストレッチと日頃、気をつけるべきこと

「朝起きる時、いつも腰が痛くてつらい」
「デスクワークをしていると腰が重くなってくる」
この記事を、ご覧になっていただいているということは
もしかすると、このようなお悩みを抱えておられるの
ではないでしょうか。
腰が痛いと感じながら起きる朝ってストレスですし、
気分が上がらないですよね。
また、そういう日が数週間、数ヶ月と続くと
夜寝る時に「朝起きたら腰が痛いんだろうな」
と考えるようになってしまうこともあります。
そうなると眠ることすら少し憂鬱になります。
今回の記事は、そういった長年の腰痛から
解消されるための対策法やストレッチの仕方を
ご紹介させていただきます。
お時間のある時で構いませんので、
ゆっくりお読みになってください。
⭕️どうして腰が痛くなるのか
腰痛の対策法やストレッチをご紹介する前に、
まず『腰痛』とは何なのかについて説明
させてください。
『腰痛』とは
・腰周辺の筋力の低下
・腰周辺の筋肉が硬くなる
・腰、骨盤、股関節などの関節が硬くなる
・姿勢の悪さによる骨格の歪み
などにより血流が悪くなり、筋肉や神経に
栄養が行き届きにくい状態が長く続くことで
起きる症状です。
これは仕事に例えると、
本来3人でやるべき業務を、1人休んだために
2人で回さなければならず、負担が集中して
疲れ果ててしまうような状態です。
今、日本国内の腰痛患者数は、
総人口「1億2,400万人」に対して、
なんと「約3,000万人」にのぼると言われています。
なぜ、これほど多くの人が腰痛に悩まされて
いるのでしょうか。
その要因として主に次の3つが考えられます。
・高齢化
・生活スタイルの変化
・労働環境の変化
それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。
▶︎高齢化の場合
「高齢だから腰が痛くなる」のではなく、
70代80代と年齢を重ねるにつれて身体を動かす機会
が減ることが原因です。
1食あたりの食事量が減ると、買い物に行く回数が
減り、夏の暑い日には、熱中症予防のために外出を
控えがちになります。
こうして動く機会が減ることで、腰や骨盤、股関節
周辺の筋肉が弱まったり、縮んで硬くなったりして
しまうのです。
▶︎生活スタイルの変化の場合
ソファなど、腰が沈み込むような柔らかい椅子に
座り続けることで、腰周辺の筋肉や関節が硬くなり
ます。
また、長時間のパソコン作業に加え、
スマートフォンでさまざまなコンテンツを楽しめる
ようになったことで、使用時間が大幅に増えました。
スマートフォンを使っている時の姿勢は、
首や背中が丸まりがちなため、背中や腰の筋肉が
硬まりやすくなります。
▶︎労働環境
かつて腰痛といえば、重労働によって
腰周辺の筋肉や関節に負担がかかり続け、
炎症を起こしたり、血流が悪化したりして
痛むケースが主流でした。
しかし現在は、そうした重労働による負担だけでなく
デスクワークで長時間同じ姿勢を保ち続けること
が増えたことで、腰痛に悩まされる方が多くなって
います。
⭕️痛い時の対策方法
「腰が痛くて、朝起きるのがつらい」
「長い時間座っていると痛くなるので仕事が捗らない」
腰が痛くても、朝起きて家事や仕事はやらないと
いけません。
そんな時に、少しの工夫をすることで
腰の痛みが消えるわけではありませんが、痛みが軽減し
・起きるのが楽になったり
・いつもより長い時間座ってられるようになったり
することができます。
ここからは、痛み軽減のための簡単にできる
方法をご紹介します。
◉「朝起きるのがつらい」ときの方法
目が覚めた時から腰の痛みを感じていて
朝から動くのがつらいなと感じるときありますよね。
寝ているだけなのに、なぜ腰の痛みを感じるのか。
考えられる理由として、
・布団が合っていない
・疲れがとれていない
・体が冷えている
・前日までに体を酷使している
などが挙げられます。
痛みを和らげるセルフケアの方法は後ほど
ご紹介しますね。
まず、朝起きるのがつらいくらい腰が痛いときに
やってほしい対処法は
①両手をお腹にあてて、ゆっくりと深呼吸をすること
(息を吸う:4秒 息を吐く:8秒)×3〜5セット
体全体の筋肉が緊張してしまっている可能性が
考えられるため、深呼吸を繰り返すことで
自律神経のバランスを整えることから始めましょう。
*ポイントは息を吐くのに時間をかけることです。
そうすることで、リラックスする神経(副交感神経)
が働きやすくなり、体の緊張が緩みます。
②仰向けの状態で、両膝を90°くらいまで曲げます。
両足を浮かせて、ひざをお腹につけるように体を
丸めていきます。
(両手でひざ裏か、ふとももの裏あたりを抱える
ようにします)
おちついて呼吸をしたまま30秒ほどキープします。
30秒たったら、ゆっくり足を下ろして仰向けの体勢に
もどりましょう。
*3セットくらいで体が緩んでくると思います。
この行程が終わったら、
右と左どちらでもかまわないので、横向きに
寝転んで、ゆっくりと体を起こしていきましょう。
痛みは残っているとは思いますが、少しは楽に
体が起こせるようになると思います。

◉「長い時間座っていると痛くなるので仕事が捗らない」
ときの方法
長時間のデスクワークをしていると腰が痛くなって
しまうのも無理はありません。
また長距離の運転なども同じように痛くなります。
私も、長距離の運転や2時間半以上の映画鑑賞などを
していると、腰周辺の筋肉が強張ってしまい、
立ち上がる時に腰が痛くて上半身を起こすのが大変
だった経験が何度もあります。
それでも長時間座って仕事をしたりしないと
いけないので、少しでもつらさが軽減するような
対処法をお伝えします。
1つ目は、
『クッションを敷き骨盤を立てる』です。
デスクワークをしていると、腰や骨盤・背中が丸く
なりやすいです。
たとえば30分に1回または1時間に1回でいいので
クッションを敷いて腰が伸びるようにしましょう。
*クッションを敷くのにもポイントがあります。
おしり全体がのるように敷くのではなく、
おしりの後ろ半分だけがのるようにして、前半分は
クッションから落ちるようなイメージで座ります。
座っている時間は10〜30分の間でかまいません。
伸びている姿勢が疲れたらクッションを外す!
くらいの楽な感じで続けてください。

2つ目は、
『立つ・動かす・姿勢を変える』です。
基本的な考え方として、
〈同じ姿勢をつづけていると腰は痛くなる〉
ということを覚えておいてください。
いくら正しい姿勢で座っていても、その姿勢を長時間
続けていれば腰は痛くなるものです。
ですから、作業の合間に
『立つ・動かす・姿勢を変える』というように
姿勢に変化をつけることで痛みを軽減させられます。
特別なことはしなくても大丈夫です。
できる状況であれば[30分に1回、1時間に1回]
難しい状況であれば、できるタイミングでもかまわないので
・立って背中や腰を伸ばしてみる
・少し歩いてみる
・両足をまっすぐに向けて足の裏が床につくように
きれいに座ってみる
・20〜30秒だけ足を組んでみる
どれでもいいので、できるタイミングで
できることをやってみたください。
痛みが気になって、作業が捗らなかったものが
作業に集中しやすい状態になれるはずです。
⭕️座ったままできる2つのストレッチ
▶︎背もたれにもたれて体全体を伸ばしたあとに
体全体をまるめるストレッチ
〔やり方〕
1.背もたれと腰の間が「こぶし1つ」か「1つ半」くらい
間をあけた位置に座ります。
2.背もたれに背中をべたっと付けてもたれ、手のひらを
外側にむけて両手を横に広げます。
3.4,5秒かけて大きく息を吸いながら、
頭を反らすようにして、
[お腹・むね・肩の前面・首の前面]を伸ばす
イメージで体全体を反らしていきます。
4.8秒くらいかけて、ゆっくりと息を吐きながら
[頭→首→背中→腰]の順番に丸めていくように
して両手をダランとおろします。
これを3〜5セット行います。


▶︎体をひねり背中をやわらかくするストレッチ
〔やり方〕
1.背すじを伸ばし、椅子の真ん中ぐらいに座ります。
両足は肩幅よりも少し広めに広げた状態にします。
2.右手を左ひざの上に置きます。
4,5秒かけて大きく息を吸います。
3.8秒くらいかけて、ゆっくりと息を吐きながら
右手で左の足首の外側をさわりにいくように
足の外側をすべらせていきます。
4.右ひじと左ひざの外側があたる所まで
前に屈んで体をひねることができるとgoodです。
5.呼吸をしながら、元の状態にもどり
反対側も同じようにおこないます。
これを3セット行います。


⭕️さいごに
腰痛に悩まされている方はたくさんおられます。
つらくても仕事や家事は続けなければいけないし、
痛みのせいで作業が捗らないのはストレスですよね。
朝目が覚めた時に腰の痛みを感じると、
その日1日が憂鬱に思えたり、モチベーションが
上がらなかったりすることもあるかと思います。
今回ご紹介した
◉朝の痛みを和らげる対処法
◉座ったままできるストレッチ
を無理のない範囲で続けていただくことで、
硬くなった筋肉や関節がほぐれ、滞っていた
血流がスムーズになっていきます。
日々のちょっとした工夫とストレッチが
長年悩まされていた腰痛を和らげる第一歩と
なります。
今回の記事を読んでいただいたことで、
腰の痛みに振り回されることなく、
毎日を快適で健康に過ごすためのきっかけ
となれば幸いです。