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三重県高等学校総合体育大会の陸上部のメンテナンスをしてきました

2026.06.02


伊勢市にある
「三重交通G スポーツの杜 伊勢競技場」へ、
陸上部(長距離)の生徒たちの
メンテナンスに行ってきました。

今年の2月から、素敵なご縁をいただき
[四日市商業高校]陸上部(長距離)の
サポートをさせていただいています。

そのご縁のきっかけは、
顧問の先生が、ある日突然、
当院に施術を受けに来られたことでした。

今でも強く印象に残っているのが、
施術を始める直前に、先生が口にされた言葉です。

「今日の施術の効果を、自分自身で実感できたら、
けがで練習ができずに苦しんでいる生徒たちを、
ぜひこちらに紹介したい。そう思って来ました」

このように、目的を真っ直ぐに
伝えていただいたのは初めてのことでした。

その瞬間は正直、とても驚きましたが、
それと同時に、胸が熱くなりました。

ここまで正直に、本音を伝えてくださること。
そして何より、生徒たちのために
そこまで真剣に行動できること。

「なんて素晴らしい先生なんだろう」

心からそう感動したのを、
今でも鮮明に覚えています。

おかげさまで、先生には施術の効果を
しっかりと実感していただくことができ、
後日、実際に生徒さんを紹介してくださいました。

しかし、ここでもう一つ、
さらに大きな驚きがあったのです。

なんと、来院された生徒さんの施術代を、
すべて先生がご自身で支払われたのです。

「生徒のために、ここまで尽くせる先生が
本当にいるんだ……」

驚きと共に、深い感動が込み上げてきました。

先生のその圧倒的な行動力に心を打たれ、
また、大事な大会が間近に控えている
ということもあり、

今度は私の方から、
先生にこう申し出させていただきました。

「無償で構いません。
私を学校に伺わせていただけないでしょうか。
生徒さんたちのメンテナンスを、
ぜひ私に任せてください」

そんな経緯があり、それからは定休日に
高校のグラウンドへ通う日々が始まりました。

練習に励む生徒たちの姿を見守り、
会話を重ねながら、身体の状態や
痛みの不安がないかを細かくヒアリングする。

それだけでなく、走る上でのメンタル面、
日々抱えている悩みや考えていることにも
耳を傾け、身体と心の両面から
ケアを続けさせていただきました。

生徒たちと関わるようになって、約4ヶ月。

私にとっても、彼女たちと過ごした時間は
本当に濃密で、今回のような大きな大会への出場は、
一言では言い表せないほどの特別な思いがありました。

まずは、誰も大きなケガをすることなく、
痛みの不安を抱えたままレースに臨むこともなく、
万全に近い状態で当日を迎えられたこと。
そのことに、まずは心からホッとしました。

 

大会は3日間にわたって開催されました。

私自身、整体院での仕事もあるため、
初日と2日目はどうしても顔を出すことが
できなかったのですが、

最終日だけ、現地へ駆けつけ、
帯同させていただくことができました。

連日、天候に恵まれたのは良かったのですが、
その分、非常に暑い日が続いていたため、
生徒たちの身体には、明らかな疲労が溜まっていました。

ここからは時間との勝負です。
レースに出場する生徒たちの順序を確認し、
一人ひとり、順番に施術を行っていきました。

現段階でできる、限界ギリギリまで
万全に近いコンディションに引き上げ、
最高の状態でレースに臨んでもらうためです。

実は、レースの直前というのは、
基本的にマッサージのような施術は行いません。

なぜなら、マッサージで筋肉を過度に緩めてしまうと、
走るために必要な筋肉の「張力(弾む力)」が低下し、
本来持っている能力を発揮しにくくなってしまう
リスクがあるからです。

そのため、筋肉を揉みほぐすのではなく、
ストレッチをメインに組み立てたり、
疲労による代償運動で生じていた
「関節の動きの低下」や「身体の歪み」を
的確に調整していく施術を中心に行いました。

準備を整え、いよいよレースが始まります。

私自身、生徒たちが実戦の舞台で
命懸けで頑張っている姿を見るのは、
これが初めてのことでした。

トラックを走る彼女たちの姿を見つめていると、
この4ヶ月間、学校のグラウンドで
関わらせてもらう中で起きた、
さまざまな出来事が一気に頭を駆け巡りました。

一人ひとりの顔が、脳裏に浮かびます。

自分の走りにいろんな悩みを抱え、
もがき、葛藤しながらも、
必死に練習にしがみついていた生徒。

「練習がつらいから、もう早く辞めたい……」
そんな弱音をポロポロと吐きながらも、
決して足を止めず、コツコツと頑張り続けた生徒。

数ヶ月もの間、体調が優れない日々が続き、
まともに練習すらできない悔しさと戦いながら、
大会当日までの短い期間で、
自分の身体と相談しながら必死に調整してきた生徒。

みんな、決して順風満帆だったわけではありません。
それぞれに、人知れない苦労や、
表には出さない涙がありました。

そんな彼女たちが、今、すべての想いを背負って、
目の前で必死に前を向いて走っている。

その直向きな姿をじっと見つめていたら、
胸の奥からなんとも言えない感情が込み上げてきて、
少し、涙が出そうになりました。

思うような結果が出せず、悔し涙を流した生徒。
自分の限界を突破し、自己ベストを更新できた生徒。

当然、勝負の世界ですから、
結果はそれぞれに違いました。

しかし、結果がどうであれ、
目標に向かって真っ直ぐに、
ただひたすらに走り抜いた生徒たちの姿は、
最高にかっこよかったです。

今回、生徒たちの姿から、
私自身が本当に大きなパワーをもらいました。

「自分も、生徒たちに負けていられない」

これから先、どんなにつらいことがあっても、
先が見えない不安に立ち向かわなければならない時も、
彼女たちのように、今できることをコツコツと、
一生懸命に取り組み続けていこう。

治療家として、1人の人間として、
大切なことを改めて教えてもらい、
今は生徒たち、そして顧問の先生への
感謝の気持ちでいっぱいです。

まだいくつか大会は控えています。
一つでも多くの笑顔を見せてもらえるように
最後まで、身体と心の両面から
全力でサポートさせていただきます。

【この記事を書いた人】
氏名 : 近藤 俊介(こんどう しゅんすけ)

[資格]
・柔道整復師
[施術歴]
・開業前に15年以上、治療の修行
・開業後3年、きっかけ整体院にて施術
[得意分野]
・首や肩の痛み、腰痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症
などの慢性的な不調
・小学生から90歳代のご高齢の方まで対応している
痛みのない施術
[治療院]きっかけ整体院

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