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頚椎症とはどのような疾患なの?頚椎症の原因と日常でできる対策法

こんにちは。三重県桑名市で
きっかけ整体院を開業しています。
院長の近藤 俊介です。

この記事では、日本人特有の悩みでもある
頚椎症(けいついしょう)の原因と
そのメカニズムについて解説します。

【結論】

背骨への負担の長年の積み重ねなどによる
骨や椎間板の変化と、日本人特有の
「首の神経の通り道の狭さ」が加わることで
発症します。

頚椎症が起こる最大の理由は、
長年の負担の蓄積によって背骨が変形してできた
骨の棘(とげ)や
クッションの役割を果たす椎間板が
さまざまな理由により、圧迫されて突出し

背骨を通る大事な神経の束(脊髄)や
骨と骨の間から出ている神経が圧迫されるためです。

その結果、神経障害や血流障害などが生じ、
しびれやだるさ、痛みなどの症状が引き起こされます。

・マラソンや乗馬のように背骨や椎間板に繰り返し
負荷をかけるようなスポーツ

・デスクワークや長時間の不良姿勢でのスマホの使用
などによる体の歪み

といったものが、頚椎症をになる要因と考えられて
います。スポーツをしている場合は、途中や終了後に
首周辺のストレッチを行う。
不良姿勢をとってしまう癖がある場合は、
[30分〜1時間]に1回は姿勢を正す、深呼吸をして
背筋を伸ばすなどして、不良姿勢で長い時間すごさない
ような工夫をすることがおすすめです。

【この記事を書いた人】
氏名 : 近藤 俊介(こんどう しゅんすけ)

[資格]
・柔道整復師
[施術歴]
・開業前に15年以上、治療の修行
・開業後3年、きっかけ整体院にて施術
[得意分野]
・首や肩の痛み、腰痛、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症
などの慢性的な不調
・小学生から90歳代のご高齢の方まで対応している
痛みのない施術
[治療院]きっかけ整体院

⭕️頚椎症の症状はどこにでるのか?

頚椎症による痛みやしびれは、「どの神経が圧迫されているか」
によって、症状が出る場所が変わってきます。

首の骨(頚椎)には、C1〜C8までの神経根があり、
それぞれ対応する体の部位が決まっています。
そのため、痛みやしびれが出ている場所を確認することで、
どの神経が影響を受けているのかをある程度、推測することができます。


▶︎ 項部(首の後ろ)の痛み → C4神経根

首の後ろ側(うなじのあたり)に痛みや張りを感じる場合は、
C4神経根への影響が考えられます。
「なんとなく首が重い」「首の後ろが詰まる感じがする」
という訴えが多く見られます。


▶︎ 肩甲上部(肩の上あたり)の痛み → C5・C6神経根

肩の上部や、首から肩にかけてのラインに痛みやしびれが出る場合は、
C5またはC6神経根への影響が考えられます。
「肩がいつもこっている」「腕の外側がだるい」
と感じる方に多いパターンです。


▶︎ 肩甲間部(左右の肩甲骨の間)の痛み → C7・C8神経根

背中の中央、左右の肩甲骨の間あたりに痛みや張りを感じる場合は、
C7またはC8神経根への影響が考えられます。
「背中の奥が痛い」「腕や指先にかけてしびれがある」
という症状が出やすいのが特徴です。


▶︎ 肩甲骨部(肩甲骨そのものの周辺)の痛み → C8神経根

肩甲骨の周辺(特に内側や下角あたり)に症状がある場合は、
C8神経根への影響が考えられます。
小指側の手や指先にしびれが出ることも多く、
「物をつかむ力が弱くなった」「指先の感覚が鈍い」
といった症状を伴うこともあります。


⚠️ ただし、症状の出方には個人差があります

上記はあくまでも「目安」です。
複数の神経根が同時に影響を受けていたり、
症状の出方が典型的でないケースも少なくありません。

「自分はどのタイプかな?」と気になる場合や、
しびれ・痛みが続く場合は、自己判断せず、
医療機関に相談するようにしてください。

⭕️どのような原因で脊髄が圧迫されるのか?

背骨は、長年の継続的な負担の蓄積や年齢とともに
少しずつ形を変えていきます。
これを「変性(へんせい)」と呼びます。
この変性は、次々と悪い影響を及ぼすことがあります。

1.椎間板の老化
骨と骨の間には、クッションの役割をする椎間板があります。
加齢や長期の負担で椎間板の水分が減ると、
弾力が失われてつぶれやすくなります。
椎間板がつぶれると、
骨と骨の間が狭くなり首の安定性が失われます。

2.骨棘(こつきょく)の形成
椎間板がつぶれて不安定な状態になると、それを補うように、
端の方にトゲのような出っ張りを作ります。これを骨棘と呼びます。

これにより神経の通り道を狭くなり、
脊髄や神経根を圧迫する原因になります。

3.靭帯の肥厚(ひこう)
脊柱管(背骨の中の神経の通り道)の中には、
脊骨を支える靭帯があります。
加齢や繰り返しのかかる負担で、この靭帯が厚く硬くなります。
靭帯が厚くなってしまうと、神経の通り道である脊柱管内の
空間が狭くなり、脊髄や神経根が圧迫されやすくなります 。

これらの要因によって、神経が圧迫され症状が出現するのが
頚椎症です。

⭕️【注意すべき初期症状】このようなサインはありませんか?

「ただの肩こり」や「年のせい」と見逃されがちですが、
脊髄が圧迫されると以下のような特徴的な症状が現れます。

手指のしびれ
両手の指先がピリピリする、感覚が鈍い。

巧緻運動障害(こうちうんどうしょうがい)】
箸が使いにくい、ボタンがけがしにくい、文字が書きにくい。

歩行のふらつき
▶︎普通に歩いているのに足がもつれる
▶︎力が入りにくく、階段を降りる時が怖い
▶︎ふわふわした感じがする

※特に
「上を向いた時に腕に電気が走るような痛みが出る」
「目をつむると、ふらふらして真っ直ぐ立っていられない」
という場合は、神経が強く圧迫されているサインかもしれません。

⭕️病院で「異常なし」と言われることが多いのはなぜ?

「痛みがあるのに、レントゲンでは異常がないと言われた」
とお悩みの方も少なくありません。

首の骨の変形が起きていたり、
椎間板が潰れて首の骨の関節が狭くなったからといって
必ず『頚椎症』の症状が起きるとは限りません。
頭を前に突き出した姿勢になっていたり、猫背になったり
して関節の隙間狭くなっていても、無症状の方はおられます。

これは頚椎症に限った話ではなく、
「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」などの疾患と
似ているところがあります。

【神経の圧迫=痛みやしびれ】とは限りません。

ですが、
レントゲンなどの画像を見る限りでは、
神経を圧迫しているようには見えないくらいの
骨や椎間板の変性による関節の狭小化であっても、
痛みやしびれなどの症状が出る場合はあります。

じっとしている体勢では症状は出ないけど、
首を上下・左右に動かしたりすることにより
神経が圧迫され症状が出るということもあります。

レントゲンやMRIなどで検査をしてみても
特に異常が見当たらないのに、首や肩・背中に
症状が出るのは、そういった理由によるもの
かもしれません。

 

⭕️首の痛みや、肩や腕にかけての痛みしびれを感じる場合のセルフケアは?

丸めたタオルを使って、首を反らすストレッチ

1.床に寝転がった体勢で行います。

2.大きめのタオルを“拳”くらいの高さになるように
「くるくる」と丸めます。

3.丸めたタオルを床に横向きに置いて、
首の真ん中〜やや下あたり(首と背中の境目)を
タオルに乗るように仰向けで寝転がります。
(寝転がってみて首や背中あたりに痛みを感じる
ようであれば、枕の高さを低くしてください)

4.そのまま、ゆっくりと深呼吸を繰り返します。
(吸う:4秒 吐く:7〜8秒)を5セット
ゆとりがあれば、両手をバンザイさせながら
深呼吸をすると、さらに効果的です。

背中や腰を「丸めて伸ばす」を繰り返すストレッチ

1.椅子に浅めに腰掛けます。

2.両手を両膝の上に置きます。
そこからゆっくり息を吐きながら、両手を足首の方に
滑らせていき、背中や腰が丸くなった姿勢になります。
(7〜8秒かけて丸まっていく)

3.息を吐き切ったら、次は両手を膝に向かって
滑らせながら上体を起こしていき、
そのまま両手を大きく広げ背筋を伸ばします。
(4〜5秒かけて行う)

4.ゆっくりと息を吐きながら、自然な座り姿勢に戻します。

5.(2→3→4)を3〜5セット繰り返します。

首の前側の筋肉を伸ばすストレッチ

1.椅子に腰掛ける。または床で正座の体勢で行います。

2.片方の手を後ろに回して、手の甲を骨盤に当てるように
します。

3.もう一方の手は、頭の上を通り、反対側のこめかみ
辺りを手のひらで触るようにします。
その状態で、(4秒かけて)息を吸います。

4.(7〜8秒かけて)息を吐きながら、こめかみの辺りを
触れている手で、頭を軽い力で引っ張るようにして
ゆっくり頭を倒していきます。
(これを3回繰り返します。)

⭕️将来「頚椎症」にならないために日常生活で気をつけられること

①椅子やソファーの背もたれにもたれかかり、
寝そべるような姿勢で30分以上座らないようにする。

②椅子やソファーで姿勢が悪い状態のままで
長時間スマホを使用したりテレビを見たりしない。

③うつ伏せや仰向けの状態でスマホを使用しない。

④長時間デスクワークをする場合は、30分〜1時間に
1回は、深呼吸をして背筋を伸ばすようにする。

⑤スポーツや仕事などで、どうしても首に負担が
かかってしまう場合は、先述したストレッチを
こまめに行うようにして、負担を蓄積しないようにする。

⑥喫煙は椎間板の変性(潰れる)要因の一つなので
本数を減らす、これを機に禁煙をするなどの対策を
してください。

頚椎の関節の隙間は、1,2年といったような短期間で
狭くはなりません。
数年、十数年という長い期間をかけて骨や椎間板など
が変性していき、狭くなっていくものです。

そうならないためには、上記のようなことに気をつけ
負担をかけすぎないように、
また負担を蓄積して変性しないように気をつけておく
ことが最も重要だと考えます。

 

⭕️最後に

最後まで、お読みいただきありがとうございます。

「最近、手がしびれることがある」
「細かい作業がしにくくなった気がする」
そのような変化を、年のせいや疲れのせいと見過ごしていませんか?
頚椎症は、ある日突然起こるものではありません。
長年の姿勢のクセや、日々の積み重なった負担が、
少しずつ首の骨や椎間板を変化させていくことで引き起こされます。

だからこそ、「まだ大丈夫」と思っているうちに、
日常の姿勢を見直したり、
今回ご紹介したストレッチを習慣にしていただくことが、
将来の自分の体を守ることにつながります。

もし今すでに、
「しびれやふらつき」
「細かい動作のしにくさ」
など気になる症状がある場合は、自己判断せず、
まずはお近くの医療機関を受診されることをおすすめします。

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