育児中のママさん。「ギクッ」となった覚えもないのに、ある日突然現れた「ぎっくり腰」その意外な原因とは
こんにちは。三重県桑名市寿町にある きっかけ整体院 院長の 近藤 俊介です。
「子どもを抱っこしようと持ち上げる瞬間に腰にお痛みが走った」
「おむつ替えをしようと座った状態で前屈みになった際に痛くなった」
「掃除機をかけていて、身体を少し捻った際に腰からおしりにかけて痛みが走った」
このような経験をされた方もおられるのではないでしょうか?
ぎっくり腰で通院されている患者さまが、痛くなった時にの経緯を教えてくれた実話です。
「ぎっくり腰」になるのも、さまざまな理由があります。
- 前屈みになったとき
- 物を持ち上げようとしたとき
- 寝ていて起きあがろうとしたとき
- 不意に身体を捻ったとき
どれも日常であたりまえのようにする動作です。
珍しいケースだと、咳をした時や、椅子に座った状態でテーブルにある物を取ろうと
手を伸ばした瞬間に痛くなった!というケースなんかもあります。
ぎっくり腰になる時って、本当に突然です。何度も経験されている方ですと、「ん?やばい感じする!?」と違和感を察知し、痛みを回避するように身体を動かしその場を凌いだりすることもあるようですが、そういう人は稀で、
ほとんどの人が、痛くなるなんて思ってもいなく、なんとなしに身体を動かした時に『グキッ』と痛くなるもので、酷い場合だとそのままうずくまってしまうこともあります。
どうして、このようなことになるのか?今回は考えられる原因と対処法、予防法についてご紹介させていただきます。
◎「ギクッ」と痛くなる原因
①筋肉の緊張が強くなっている
➡︎緊張が強いとは、仕事や家事など繰り返しの動作による筋肉の疲労や筋組織の損傷によるもの、何気なく生活している時の姿勢の偏りによる骨格の歪み、寒さなどによる血流の低下などにより筋肉の緊張が高くなります。
②筋力の低下
➡︎日頃より座っている時間が長かったり、寝転んで過ごしている時間が長かったり、慢性的な運動不足により、体を支えバランスをとるための筋肉群の筋力低下が起こります。
◎「ぎっくり腰」のメカニズム
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急激な動作や負荷:
突然の動きや不自然な姿勢により、腰部の筋肉や靭帯に急激な負荷がかかります。 -
筋肉の過度の収縮:
この急激な負荷に対して、筋肉が反射的に強く収縮します。これは身体を守るための防御反応です。 -
筋肉の痙攣:
過度の収縮により、筋肉が痙攣状態になります。この痙攣が持続することで、激しい痛みを引き起こします。 -
血流の低下:
筋肉の痙攣により、その部分の血流が悪くなります。血流の低下は痛みをさらに増強させる要因となります。 -
神経の圧迫や刺激:
筋肉の痙攣や腫れにより、周囲の神経が圧迫されたり刺激されたりして、痛みがさらに強くなることがあります。 -
痛みによる悪循環:
強い痛みにより体が硬直し、それがさらなる筋肉の緊張を招き、痛みを増強させるという悪循環に陥ることがあります。
◎意外な原因で起きた「ぎっくり腰」
最近、来院された育児中の女性の患者さまの症例です。
3日ほど前に突然腰が痛くなった。何かをしようとした時に腰が痛くなった!というわけではなく、いつも通り過ごしていたら突然腰が痛くなったようです。
痛くなったその日は動くのが辛く、家事や育児をするのも大変だったそうです。翌日は、痛みはあるものの前日に比べると動けるようになっていた。3日目になっても痛みが引かなかったので、当院へ来院されました。
身体の歪みや筋肉の張りなどの検査を行いましたが、腰周辺の筋肉は少し緊張が残っており、右へ腰を捻る時に痛みを感じるようでした。腰の治療を施してみましたがあまり良い変化は出ませんでした。
腰が原因ではなのかもしれないと考え、お話を聞いてみると、左腕でお子さんを抱っこすることが多いようなので、左の肩甲骨周辺を検査してみたところ、腰以上に筋肉に強い緊張を確認できました。おそらくその繰り返しで左肩甲骨周辺の筋肉の負担が蓄積されたのかもしれません。
肩甲骨周辺の緊張を取り除くように治療を施してみたところ、腰にあった少しの筋肉の緊張も軽減し、腰を捻る動きをしてもらったところ痛みを感じることなく動かせるようになりました。
今回の「ぎっくり腰」が起きた原因は、左の腕や肩甲骨周辺の筋肉を酷使したことによって引き起こされた痛みだったのだと考えられます。
この患者さまは1回の治療で、ほとんど症状がなくなったので治療は終わりです。アフターフォローとして再発しにくい体づくりを目的とした治療を1回か2回したら治療も終わる予定です。
このような、腰以外の別の理由で「ぎっくり腰」になるパターンもある!ということだけ知っていただければと思います。
◎痛くなった時の対処法
- 痛くてどうしようもない、動くことが難しい場合は、まず『安静』にする 《1〜3日》
- 痛みが和らぎ、動けるようになってきたら、痛みの出ない範囲で動く 《2〜5日》
(最低限の生活動作レベルでOK。無理をしてストレッチなどはしなくてよい) - 生活動作にも余裕が出てきたら、軽めのストレッチや体操を始める 《4〜7日》
(痛みを我慢してストレッチなどを行う必要はありません。楽に動かせる範囲で行います) - 運動レベルを上げていきます 《5日〜》※《 》内の数字は、各段階の目安の日数です。状態や体質によって個人差はあります。
◎予防法
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適度な運動とストレッチ:
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柔軟性を高めるストレッチ [痛みが和らいでから始めてください]
→太もも裏側の筋肉(ハムストリングス)
→背中や腰の関節の動きを改善させるストレッチ


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ウォーキングや水泳、ラジオ体操、ヨガ、エクササイズなどの有酸素運動
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正しい姿勢の維持:
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デスクワーク時の姿勢に注意
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長時間同じ姿勢を続けない
(特にソファーで背もたれにもたれかかるように座るのはNG) - 慢性的な腰痛を抱えている方は、低反発のマットレスはおすすめ

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適切な動作と生活習慣:
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重い物を持ち上げる際は膝を曲げて行う
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急激な動きや無理な姿勢を避ける
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十分な睡眠と休息をとる

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ストレス管理:
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ストレス解消法の実践
(瞑想、深呼吸などをしてリラックスする時間を積極的に確保する)
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その他:
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足に合った、クッション性のある靴を選ぶ
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腰を冷やさないよう注意(特に冬場)
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◎さいごに
最後までご覧いただきありがとうございます。
今回のブログでは、ぎっくり腰になった時の対策と予防について、原因やメカニズムなどと一緒にご紹介させていただきました。
ぎっくり腰になると本当に辛い思いをします。
また、ご家族の方々にも負担をかける可能性もあります。そのため、できることなら予防に努めていただきたいと考えています。
今回お伝えさせていただいた予防方法は、あくまで当院での統計をもとにしたものです。
慢性化した腰痛や、繰り返すぎっくり腰の原因は様々であり、複数の原因が混在している場合も多いです。
ブログ内の予防方法を継続しているにも関わらず、
「状態に変化を感じられない」「悪化しているようで不安」
そういった場合には、ぜひ一度お近くの医療機関に受診されることをおすすめします。
整形外科やクリニック、もしくは国家資格を保有する施術者のいる専門機関をお尋ねください。
また、当院でもぎっくり腰の治療もさせていただいてますので、お悩みであればお力添えさせていただきます。
最後になりましたが、今回のブログがきっかけでお困りごとの解消の一助となっていただければ幸いです。