歩いている時に膝がグラグラし抜けるように感じたり、膝に痛みを感じる時の原因と治療法
準備運動の重要性を身をもって感じた今日この頃.
いきなり運動したらダメですね…久しぶりにスポーツで痛めちゃいました.これも患者さんの気持ちになれるいいきっかけかなと思うし、どんな処置をすれば負担・ストレスを軽減できるのかの勉強にもなるので、負傷期間中に自分の身体でいろいろと研究してみようと思います.
というわけで今回は、「膝の外側の痛み」についてです。ここでは、膝の痛みに対するストレッチなどのセルフケアの方法や治療法について解説させていただきます.

[膝の外側の痛みの原因]
外側の痛みは、筋肉の損傷によるものもありますが、多くの場合が靭帯(じんたい)の損傷によるものと半月板(軟骨)によるものです.

まず一つ目が『腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)』です.この靭帯はおしりの外側下あたりから太ももの外側を膝のところまでに付いている靭帯です。骨盤を安定させ、姿勢をまっすぐの状態に保とうとする働きがあります.

二つ目が『外側側副靭帯(がいそくそくふくじんたい)』です.この靭帯はそこまで大きな靭帯ではなく、人差し指一本分くらいの長さですが、不安定な構造である膝関節を安定させる役割があるので、走る時、止まろうと踏ん張る時、ジャンプする、着地の時などに膝の関節を固定します.

三つ目が『外側半月板(がいそくはんげつばん)』です.グラグラしないように関節を安定させるとともに、身体にかかる荷重を分散させるッションになったりするのに重要な役割があります.(内側の半月板も同様です)
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[症状]
①腸脛靭帯:ロードバイクなどの膝を曲げたり伸ばしたりする動作や、ランニングのように長時間ストレスがかかることによって、太ももの骨の外側と腸脛靭帯に繰り返し摩擦が起こることによって炎症が起こります.
②外側側副靭帯:膝外側の痛みや腫れ、あぐらをかくなどの膝を捻る姿勢となることで靭帯が伸ばされ痛みを生じます。また、外側側副靭帯を損傷した状態で放置すると、膝がグラグラとするような不安定さを感じます.
③外側半月板:運動時や荷重時の痛み、膝を曲げ伸ばしする動きの制限、膝に水が溜まる、太もも周辺の筋肉に力が入りにくい、などの症状があります.
その他、損傷した半月板が関節内で挟まり膝が動かなくなる「ロッキング」や、膝の曲げ伸ばしで引っ掛かりを感じる「キャッチング」も半月板損傷の特徴的な症状です.
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【きっかけ整体院の治療】
靭帯しても半月板しても、損傷が起こるということは、損傷する側に繰り返しストレス(負荷)がかかりやすい状態になっているということが言えます.そのようになる一つの理由として「骨格の歪み(バランスの崩れ)」が考えられます.
例えば、骨盤が後方に傾いた姿勢の人だと、正常な状態に比べて、その傾いた骨格に合わせて筋肉の緊張が起こります.それにより関節の動きにも影響が出ます.歩く時にまっすぐ足を前に出していると思っていたが、周りから見ると少し内股ぎみに足を出している!などです.こういう微妙なズレでもその状態で繰り返しの動きによって、いつも以上に負荷がかかり損傷をしてしまう原因になったりします.
膝の痛みの場合、まずは足関節・股関節・骨盤・腰あたりの筋肉の緊張をチェックしたり、骨格の歪みを確認したりします.本来なら内にも外にも均等に負荷がかかるはずが、外側に偏って負荷がかかるということは、膝関節を挟む関節に何かしらの原因があると考えられるからです.
我々治療家がいくら治療をしても、炎症を抑えることはできません.なので治療をして「一発」で痛みを改善することはできませんが、筋肉の緊張を緩め、骨格のバランスを整え、損傷している箇所にこれ以上負荷がかからないようにし、治りやすい環境を作ってあげることはできます.
炎症がある間は、日常のちょっとした動きでも痛みでストレスを感じることもあると思いますが、2〜3週間もすれば炎症も治まっていくので、その間、少しでも感じる痛みが軽くなるように、【筋肉の緊張と骨格のバランスを整えておくことが大事です.
