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気温と湿度が高くなり、寝苦しい夜が続くこの季節.不眠症にならないよう対策をしておきましょう

2024.07.05

梅雨入りが遅くなった今年、もしかして梅雨の期間も短くなるんじゃないか!?と少し期待をしていましたが、なんてことはない!自分の記憶が正しければ昨年の梅雨よりも梅雨らしい雨の天気が続き、湿度も高く普通に過ごしているだけなのに、身体が重たく感じるという、これ以上ない「THE・梅雨」な気候にうんざりしております。

最近では、ひどい時は70%〜80%近い湿度になる日があるくらい、湿度が高く鬱陶しい日が続いています。
これだけ湿度が高くなると、そこまで高くない気温でも、気温以上に暑く感じるだけでなく、身体が重たく感じ不快に感じるようにもなります。

そういった気候のせいもあってか、ここ最近は「睡眠の質がよくない」「夜中に目が覚めてしまう」「なかなか寝付けない」「朝起きても寝た気がせず、疲れが残っている」というような声を聞くことが増えてきたように感じます。

ということで、今回は「不眠症」について解説していきたいと思います。
気候などの環境の影響による不眠、に関わらず、さまざまな要因で「眠れない」と悩んでいる人や、慢性的に「眠れない」日が続いている人にも共通する内容にしているので、少しでも心当たりのある方は、読んでいただければと思います。


[不眠症]の定義


・なかなか寝つけず(入眠困難)
・夜中に何度も目を覚ます(中途覚醒)

・もしくは朝早く目が覚め(早朝覚醒

眠る機会や環境が適切であるにもか かわらず,睡眠の開始と持続,安定性,あるいは質に持続的な障害が認められ,その結果,何らかの日中の障害をきたす場合に不眠症と定義される.
 →入眠困難や中途覚醒などの不眠症状の存在だけでは「不眠症」とは診断されず,これらによって日中の機能障害が生じて,はじめて「不眠症」と診断される、ということです.

 

 

[不眠症のタイプ]

①入眠困難:眠りにつくまでに30分〜1時間以上かかり、苦痛に感じる状態
②中途覚醒:何度も目が覚めて、その後なかなか寝付けない状態
③早期覚醒:自分が望んでいた時間より2時間以上早く目が覚めてしまう状態
④熟眠障害:睡眠時間は十分にとっているのに、ぐっすり眠った感じが得られない眠りの浅い状態

[睡眠の質が悪くなる原因]

・寝る直前まで明るい部屋で過ごす
・就寝時間、起床時間が不規則
・平日と休日の睡眠時間に2時間以上の差がある
・就寝前にカフェインが多く含まれている物を飲む
・寝酒を飲む
・タバコを吸う(ニコチン摂取)
・YouTube・Instagramなどの動画、ショート動画を見る。SNSで情報集める

以上のようなことが習慣になってしまうと、睡眠の質が悪くなり、不眠症になるリスクが高くなります。

とは言っても、自分が不眠症なのかどうなのか自分で判断するのは難しいですし、誰でも病気にはなりたくないので、不眠症の状態だったとしても、自己判断だと認めたくないのがふつうです。もしかすると、自分は不眠症

【不眠症でみられる日中の機能障害】

・倦怠感(身体がだるい)
・集中力、注意、記憶の障害(脳のパフォーマンスが落ちる)
→酔っ払っているときの脳と同じくらい機能が落ちる
・抑うつ気分や焦燥感
・意欲低下(やる気が出ない)
・日中の眠気
・仕事中や運転中のミスや事故の危険
・睡眠不足に伴う緊張・頭痛・消化器症状
・睡眠に関する不安
・怒りのコントロールができなくなる
・メタボ(肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病)

などがあります.
睡眠不足が数日続くだけでも上記のような症状が現れる場合があります.これを見るだけで、「いかに睡眠が大切か!」というのがわかっていただけたかと思います.

[治療(改善)方法]

 

睡眠不足が続き、不足が蓄積することを「睡眠負債」というのですが、睡眠障害が出ないように、不眠症にならないように睡眠負債を溜めないことが一番です.まだ「不眠症」の症状が出ていない方は、引き続き睡眠時間を確保するようにしてください。もしかして不眠症かもしれない…と感じている方は、今日からできる治療(改善)方法をお伝えするので、まずは2週間ほど試してみてください. どういった変化が出るかは個人差があるので、明確には言えませんが、上記のような機能障害を感じていたものがある時から症状が軽くなってきている感じあると思います。

*睡眠習慣や寝室環境の改善

★ 理想の睡眠時間は8時間 ★ まずは、これを目標にしてください.
いきなり8時間寝ようと思うと難しいと思うので、まずは「いつもの睡眠時間よりも30分長く寝る」から始めていきましょう.例えば、平均6時間睡眠の方は6時間30分寝ます!それを数日でも1週間でもいいので繰り返す.そのリズムに慣れてきたら次は7時間睡眠できるようにします.この繰り返しで最終的に8時間睡眠を目指してみてください.そう言っている僕もできていないので、少しずつ睡眠時間をとれるようにしていきたいと思います.

眠れなくて困っているという方は、布団に入るまでの生活リズムを変えるのも効果的です.
例えば…

■いつもより早い時間に部屋の明かりを暗くする.部屋を真っ暗にする必要はありません.最近の電気は明るさの微調整ができるようになっているので、なるべく暗めに設定して過ごすようにしてみてください.

■お風呂に入る時間を変えてみる.生活リズムができていると、意識せずともだいたい同じような時間帯に風呂に入っていることが多いので、意識的に時間をズラして入浴してみてください.

■仮眠がとれる環境におられる方は「パワーナップ(積極的仮眠)」をとってください.注意して欲しいのは20分以内の仮眠で終わらせること.起きる自信がない方は仮眠を取る前にコーヒーを摂取してください.カフェインの効果で自然に目が覚めやすくなります.横になって寝られる方は横になる。横に慣れない場合は頭が固定された態勢になって寝てください.

■上記にある『睡眠の質が悪くなる原因』をやらないようにする.

■梅雨の時期は気温だけでなく湿度も高くなるので、身体を冷やしすぎると睡眠の質が低下するので「冷房」27〜28度の設定で一晩中クーラーをつけるようにしましょう.
※1:小さいお子さんがおられる場合は25〜26度の設定にしてください.
※2:除湿じゃなく[冷房]でも十分除湿できます.

不眠症になってしまうと、なかなか抜け出せず以前までのように睡眠できるようになるまでに長い期間がかかることが多いです.痛みの治療や姿勢、骨格のバランスの崩れの治療と同じように1日、2日で改善されるようなものではありません.
なので、なかなかぐっすり眠れるようにならないかもしれませんが決して焦ることなく、ご自身の身体と体調を整えることに専念しましょう.そうして準備をしているうちに眠れる習慣が身につくようになってきます.

 

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