【慢性的な頭痛・ズーンと重たい痛み】40代・50代の方に多い頭痛。『3つの頭痛パターン』その原因と対処法。

こんにちは。三重県桑名市で きっかけ整体院 を開業しています。院長の近藤です。
「今日もまた頭が痛くて…」
「痛み止めが手放せないんです」
「仕事に集中できなくて困ってます」
当院にも、このような頭痛のお悩みを抱えた方がいらっしゃいます。頭痛を経験したことのない人にとっては「ちょっと痛いだけのことでしょ?」なんて思われがちですが、実際に悩んでいる方にとっては本当につらいものですよね。
実は頭痛には大きく分けて3つの主要なタイプがあります。そして、それぞれ原因も症状も、対処法も全然違います。
「どの頭痛も同じでしょ?」って思っていた方は、このブログを読んでいただき正しく理解することで、きっと今より楽に生活ができるようになる方法が見つかるかもしれません。
実際に頭痛に悩んでおられた方々と向き合ってきた経験も踏まえて、3つの頭痛タイプについて詳しくお話しします。それと併せて「この頭痛は整体院で大丈夫?それとも病院に行くべき?」という判断のポイントもしっかりお伝えします。
はじめに
【3つの頭痛のタイプ】
1. 偏頭痛
「こめかみがズキンズキンして、もう何もできない…」
偏頭痛は、頭痛の中でも特に生活への影響が大きいタイプです。脳の血管が拡張したり、三叉神経という大きな神経に炎症が起きたりすることで起こると考えられています。女性の方に圧倒的に多くて、遺伝的な要素も関係しているんです。
どうして偏頭痛が起こるの?
偏頭痛の引き金って、実はすごく身近なところにあります。
ストレス:自律神経のバランスが乱れることで頭痛が起こります。交感神経優位になり血流障害が起きることが原因です。また意外かもしれませんが「緊張モード」が続いた後、急にリラックスして副交感神経が働くと、今度は血管が拡張して頭痛が起こりやすくなります。
ホルモンバランス:「生理の前になると必ず頭痛が…」という女性の方、とても多いです。これはホルモンの変動が偏頭痛を引き起こしているから。自分の体のリズムを知ることで、ある程度予測もできるようになります。
睡眠の乱れ:起床時間がバラバラ、睡眠リズムが不規則、5時間未満の睡眠が続いている、という方は注意が必要です。以外にも寝過ぎも偏頭痛の原因になります。休日に「今日は思いっきり寝よう!」と、10時間も寝た後に頭痛になった経験、ありませんか?これは頭に圧がかかり続けることにより起こると考えられます。
天候(気圧)の変化:「雨が降る前に頭痛がする」と訴えて来られる方も多くおられます。これも自律神経のバランスとの関わりがあります。
偏頭痛の症状
ズキンズキンの拍動性の痛み:心臓の脈と一緒に「ドクンドクン」「ズキンズキン」って痛むのが特徴。特にこめかみから目の奥にかけて痛むことが多いです。
片側だけ痛むことが多い:「偏頭痛」って名前の通り、頭の片側だけ痛むことが多いんですが、両側に痛みが広がることもあります。
光や音がつらい:偏頭痛の時って、普段なんでもない明かりや音がものすごく不快に感じませんか?「電気を消して、静かな部屋で休みたい」って思うのは、偏頭痛の典型的な症状です。
吐き気や嘔吐:痛みがひどい時は、気持ち悪くなったり、実際に吐いてしまったりすることがあります。
※前兆がある場合があります
頭痛が始まる前に、ギザギザした光が見えたり、視野の一部が見えなくなったりする「前兆」がある方もいます。この前兆は脳の神経の一時的な変化によるもので、頭痛が始まるとおさまります。
2. 緊張型頭痛
「頭全体が重くて、まるでヘルメットをかぶっているみたい…」
これが緊張型頭痛です。頭痛の中で最も多いタイプで、当院に来られる頭痛患者さんの8割以上がこのタイプ。首や肩、頭部の筋肉がカチカチに固まって血流が悪くなり、神経が刺激されて痛みが起こります。
▪️緊張型頭痛の原因
筋肉の緊張:デスクワーク、スマホの見すぎ、長時間の運転…などのように同じ姿勢を続けていると。「頭が前に出た姿勢」の状態が長時間続くので、首や肩の筋肉にすごく大きな負担がかかります。
精神的ストレス:強いストレスを感じると、肩や首の筋肉がギュッと緊張してしまいます。その状態が続くと、筋肉が慢性的にこわばり血流障害が起きるので頭痛の原因になります。
眼精疲労:パソコンやスマートフォンの画面を見続けることで目が疲れると、その影響が首や肩の筋肉にも及びます。それに伴い血流が悪化し頭痛を引き起こすことがあります。
首の骨(頚椎)の歪み:頚椎の歪みや椎間板ヘルニア、変形性関節症などにより、首の神経根が圧迫されたり、炎症を起こしたりすることがあります。特に、後頭部から頭皮へ伸びる大後頭神経や小後頭神経が、首の筋肉や関節によって絞扼されると、後頭部から頭頂部にかけての痛みを引き起こすことがあります。
緊張型頭痛の症状
締め付けられるような痛み:「頭に輪っかをはめられて、ギューッと締め付けられているような」「重いヘルメットをかぶっているような」感じの痛み。偏頭痛のような拍動性の痛みとは違い、「ずーん」と重い痛みが特徴です。
頭全体の痛み:偏頭痛と違って、頭全体に痛みが広がることが多いです。特に、後頭部から首の付け根にかけて重だるさを感じる方が多いですね。
慢性的に続く:激しい痛みではないけれど、ダラダラと続くのが特徴。「いつも頭が重い感じがする」「スッキリしない日が続く」という感じです。
肩こりや首の張りを伴う:ほぼ必ずと言っていいほど、肩こりや首の張りを一緒に感じます。偏頭痛のような吐き気や光過敏はほとんどありません。
3. 群発頭痛
「目の奥をアイスピックで刺されるような痛み」
「痛すぎてじっとしていられない」
群発頭痛は、3つの頭痛の中でも最も激しい痛みを伴います。「自殺頭痛」なんて怖い別名もあるほど。幸い、発症頻度はそれほど高くありませんが、男性に多く見られる頭痛です。
視床下部という脳の一部が関係していると考えられていますが、詳細はまだ解明されていません。
▪️群発頭痛の特徴
アルコール:群発頭痛が起こりやすい時期(群発期)にお酒を飲むと、高い確率で発作が起こります。普段お酒が好きな方も、この時期だけは控える必要があります。
喫煙との関連:喫煙者に多く見られる傾向があります。
▪️群発頭痛の症状
目の奥の激痛:「目の奥をえぐられるような」「アイスピックで刺されるような」と表現されるほどの非常に激しい痛みだと言われています。偏頭痛や緊張型頭痛とは比較にならないほどの激痛です。
規則的な発作:1年に1〜2回、あるいは数年に1回の周期で「群発期」と呼ばれる期間があり、その期間中は毎日同じ時間帯に発作が起こります。まるで目覚まし時計のように規則正しいのが特徴。
片側の症状:痛む側の目が充血したり、涙が出たり、鼻水が出たり、まぶたが腫れたりします。痛みも完全に片側だけです。

整体院で対応できる頭痛、できない頭痛
さて、ここからが皆さんにとって一番大切な部分かもしれません。「私の頭痛は整体院で診てもらえるの?それとも病院に行くべき?」という判断のポイントをお伝えします。
すぐに病院に行くべき頭痛
これからお話しする症状がある場合は、整体院ではなく、すぐに医療機関を受診してください。これらは「二次性頭痛」と呼ばれる、何かの病気が原因で起こる頭痛の可能性があります。
🔴以下の症状がある場合、なるべく早めに病院を受診することをおすすめします
☑️「ハンマーで殴られたような」突然の激痛:今まで経験したことのないような激しい頭痛が突然起こった場合、くも膜下出血の可能性があります。これは一刻を争う緊急事態です。
☑️発熱や意識がもうろうとする:頭痛と一緒に熱が出たり、意識がはっきりしなかったり、首が硬くなったりする場合は、髄膜炎などの感染症の可能性があります。
☑️手足のしびれや麻痺:頭痛と一緒に、ろれつが回らない、手足がしびれる、視野が狭くなるなどの症状がある場合は、脳梗塞や脳出血の可能性があります。
☑️だんだんひどくなる頭痛:市販薬が全く効かず、日に日に痛みが強くなっていく頭痛は、脳腫瘍などの可能性も考えられます。
☑️50歳を過ぎてから初めての頭痛:今まで頭痛なんてほとんどなかったのに、50歳を過ぎてから急に頭痛が始まった場合は、注意が必要です。
☑️周期的な激しい発作:偏頭痛や群発頭痛のような、周期的に起こる激しい頭痛は、専門的な治療が必要です。まずは神経内科や頭痛外来で正しい診断を受けてください。

🔴整体院で対応できる頭痛
緊張型頭痛は、私たち整体院でも対応できるタイプです。筋肉の緊張や姿勢の問題、骨格の歪みといった「体の構造的な問題」が主な原因だからです。
【こんな症状なら整体院で治療可能です】
⭐︎ 頭全体が締め付けられるような重い痛み
⭐︎ 肩こりや首の張りを一緒に感じる
⭐︎デスクワークの後に痛みが強くなる
⭐︎姿勢が悪いと自分でも思う
⭐︎首や肩を温めたり、ストレッチすると少し楽になる
⭐︎ 慢性的にダラダラ続いている
さいごに
今回のブログでは、頭痛の3つのパターンについて詳しくご紹介させていただきました。このブログが、現在頭痛で悩んでおられる皆さまに少しでもお役に立てれば幸いです。
「いつまでこの頭痛が続くのだろうか…」
「一生この痛みと付き合わなければならないのだろうか」
慢性的な頭痛を抱えながら、このような不安な気持ちで毎日を過ごされている方が本当に多くいらっしゃいます。長年多くの患者さまと向き合ってきた中で、そうした切実な思いに触れる機会が数多くありました。
しかし、ここで重要なのは「正しい知識を持つ」ということです。ご自身の頭痛がどのようなタイプなのか、何が原因となっているのかを理解していただくことで、これまで抱えてこられた漠然とした不安が和らぐケースが非常に多いです。
偏頭痛や緊張型頭痛については、適切なセルフケアによって症状の改善が期待できます。ただし、結果を急がず、継続的に取り組んでいただくことが大切です。なお、痛みがひどく日常生活に支障をきたすような場合には、我慢をせずに早めに医療機関を受診していただくことをお勧めいたします。
群発頭痛や危険な症状を伴う頭痛については、迷うことなく速やかに医療機関での受診をお願いいたします。
⭕️現代社会における頭痛の複雑化
長文となり恐縮ですが、最近特に感じることがございます。
異常気象による気圧の急激な変化、情報化社会における過度な情報量、複雑化する人間関係、職場環境でのさまざまなストレス、そして空調設備による体調への影響など、現代社会には頭痛の引き金となりうる要素が従来以上に多く存在していると感じます。
そのため、あなたがお悩みの頭痛も、単一の原因ではなく、複数の要因が複合的に作用して引き起こされている可能性があります。だからこそ、改善に時間がかかったり、なかなか根本的な解決に至らなかったりするケースもあるのです。
「どのように対処すればよいかわからない」
「これまでさまざまな方法を試してみたが改善されない」
このようにお悩みの方がいらっしゃいましたら、どうか一人で抱え込まずに、適切な医療機関での診断を受けていただくか、私どものような専門機関にご相談いただければと思います。
